○吉田照美
・「晋ゴジラ」が評判。安倍首相は「世界の真ん中で輝く日本をつくっていきたい」だからこそ「この世界の片隅に」というフレーズに惹かれた
・戦争やりたがる奴、よくわからない。戦争体験者からの話などが身にしみていない。政治家がそうであると非常に危険。上にいる人たちは絶対に信用しちゃいけない。必ず腐っていく
・権力側はそんなに信用できる人たちではない。政権イコール国ではない、というのを認識できないのは怖い
○宇都宮健児
・憲法記念日に安倍首相の発言(2020年に新しい憲法を)の背景は、なんとしてでも在任中に憲法改正を成し遂げたいのに、憲法審査会の審議が思い通りに進まないことへの焦りがあると思われる
○西川伸一
・田原総一郎→安倍首相との懇談
安倍首相「実は集団的自衛権の行使を決めるまでは、アメリカがやいのやいの煩かった。ところが、行使を決めたら、何もいわなくなった。だから改正の必要はない。ただ日本の憲法学者の7割近くが、自衛隊は憲法違反だと主張しているので、憲法9条の三項に自衛隊を認めると書き込んではどうか、と考えています」
事実なら首相の改憲意欲はその程度の浅薄なものということになる。三項は小沢一郎氏が1999年に主張していた。首相の保身のための改憲ムードではないのか
○片岡伸行
・森本学園事件は、自らの極右思想に共鳴する「愛国小学校」建設のために、安倍首相夫妻と国側および大阪維新が手に手をとって、小学校認可基準と、国民の財産を適正な価格で譲渡することを義務付けた財政法9条を歪めた疑惑
○野中大樹
・自民党憲法改正推進本部の保岡氏が安倍首相の思うように動いてくれなかった。保岡の背後には山拓がいる。保岡氏から主導権を奪う経緯
・安倍首相に象徴されるのは、野党との協議を重ねて国民的コンセンサスを得ていく保守本流型とは違った、多数決で強引にものごとを進めていこうとするタカ派の清和会スタイル
○海渡雄一
・歴史的に現在の公安組織は、戦後の占領下でGHQの指示により、特高警察関係者を集めて左辺された。1950年代のレッドパージで再現された
・共謀罪の真の目的は、テロ対策ではなく、沖縄の反基地運動から適用される可能性が高い。会議を開けば共謀罪成立の要件とされる準備行為と見なされ運動自体が困難になること。それは思想表現の自由は空文化してもの言えぬ社会に逆戻りしかねない
○竹信三恵子
・生活できる賃金と無期契約による安定雇用は生きていく上で必須のものだが、その正社員は2012年末から2年は減少傾向、16年に入って安倍政権登場前の水準を回復した程度
・働き方改革は、残業規則・高度プロ制度・同一労働同一賃金と会社支配の極大化の総決算であり、安心して生活できる働き方としての正社員の消滅作戦といえる
・働き方改革は、アベノミクスの核が失敗に終わり、成長によるトリクルダウン路線から賃金を上げるには分配政策しかなくなった現政権の敗北宣言。それを戦後労基法から雇う側の力の極大化を目指した新労基法への転換に生かすという大逆転