所属団体の総会後、長谷川滋氏の講演会でした。
・産業廃棄物処理業は休業4日以上の死傷者数は平成21〜27年まで増加傾向。少なくとも減る傾向ではない
・死傷災害は墜落転落、挟まれ巻き込まれ、転倒の順で多い
・収集運搬は墜落転落、中間処理は挟まれ巻き込まれが多い
・起因物別では動力運搬機が最も多い
・産業廃棄物処理業は全産業平均の4倍事故が起こっていることになる
・少子高齢化進展と経済回復で全産業における人材の不足
・不安全な職場イメージの影響で産業廃棄物業界への志願者が減少する
・中小よりも大手へ〜採用難と優秀な人材の減少
・不安全状態にしない。そのためには5sから。それは人を育てる
・非常停止は、ボタンよりもベルト
・人間が関わるとどうなるかわからない。人はミスをする生き物(ヒューマンエラー)
・経営者・管理職も率先して現場をまわり、事故を未然に防ぐ努力を
・バイオレーション 意識的に規則を守らないこと
・ヒューマンエラー 意図しない結果を生じる人間の行為のこと
取り組むべきことと順番
・業界と自社の現状認識
・安全への意思表明 安全大会など
・安全衛生への外部教育受講
・体制整備と要員確保
・安全衛生活動 朝礼、KY、5s、ヒヤリハット、パトロール、リスクアセスメント、ヒューマンエラー対策
・自社資料の整備 手順書、点検、非常事態対応マニュアル
・社内教育
・安全衛生マネジメント
・自分の身を守れる人材を育てること
人が育てば仕事のやり方も変えられる。それが会社の体質改善、そして業績につながる