http://booklog.jp/item/1/4093885303

 

美容整形の業界で有名な、「芸能人」高須克弥氏の本。

一般人からすれば好き嫌いが別れる人だろうと思います。氏の金儲けの仕方、使い方。生活・人生観が分かります。30分で読める本。

 

お金儲けのことを考えず、お金に苦労していない、とされる氏を羨ましく思うかも知れませんが、人間のあり方や生き方の要点であるとか、お金持ちの考え方を理解する上ではいい本かも。

 

主観的に要点を挙げるとすれば

 

①好きなことを仕事にして生活する

②他人がやっていないことを事業にしてブランドにして利益を上げる

③信用(資産)ができると銀行が貸してくれる。その資金で資産を買うと資産が膨らんでいく

④お金儲けができると税金をガッポリとられるので税の専門家を味方につけておく

⑤好きなこと以外のことはスタッフや専門家に任せる。大事なのは専門家の人選(いい人格を持った人)

⑥お金は血液のようなもの循環していい使い方をすれば使っても返ってくる

 

高須氏の考え方や行動は、一見破天荒なように見えますが、富裕層のセオリーの王道を行っていると感じた次第です(#^.^#)

 

 

 

 

 

読書メモ↓

 

・お金を儲けようと思ったことはない。やりたいことをやっているうちにお金が入って来た

 

・日本の医療は病人しか診ないのが本来。今は予防医学も。そのあとは若さと美貌を手に入れる「幸福医学」

 

・病もなく健康に暮らしていれば、それ以上何を望むんだと

 

・処女膜の手術はオリジナルの秘伝だった

 

・高須ブランドはたいしたものではないが、頑固に値段を下げずに、姿勢を崩さないでいるとブランドに化ける

 

・一流の芸能人に来られるとたくさんさばけなくなる

 

・手がけるのは、ブスが美人になりたいのと、年よりが若くなりたいのとどちらか

 

・的確に言ってあげると喜ぶ

 

・11PMに出たのは高須を知ってもらって患者に来てもうため

 

・高須クリニックの売り上げは当時も今も50億~60億で変わっていない

 

・一番多かったのは包茎。1日300人の実績は美容整形より売り上げが多かった

 

・脱税で捕まったのは忙しくて会計ができなかったから

 

・1億稼いでも国税75%地方税15%(当時)取っていくから利益が残らない

 

・東京の定宿はニューオータニ

 

・ホテル以外の宿泊もほとんどサインでいくら生活費がかかっているか知らない

 

・お金は大事だよって言われても、ぐるぐる回っている血液みたいに自分のところに返ってくるものだから、なんで大事にするのかと思う

 

・なんでも借りてものを買っちゃえば、お金持ちになれるんだと思ってどんどん土地やビルを買っているうちに資産が膨らんじゃった

 

・お金持ちとは、お金のことを考えない人のこと。お金を気にしているうちはお金に使われている

 

・財布はいくつかある、なくなったらお札を入れた新しい財布をもらう。クレジットカードは何枚か持っていてそれぞれの財布にあらかじめ入っている

 

・脂肪吸引は最初の2年間は高須しかできなかった

 

・高須クリニックは銀座のお寿司屋さん。受け入れるお客様の数は決まっている

 

・おいしいレストランでも多店舗化するとまずくなり、客が減っていく。自分で限度を決めているところは安定している

 

・お金儲けしている人はバカが多い。賢い人はお金儲けができない。日本の大企業の創業者はインテリではない人が多い

 

・賢いやつは、みんなの行こうとするほうに行く。だけどみんなの行かないところに宝の山がある。逆張りするやつは大穴を当てる。大失敗するかも知れないが、成功したときの報酬は何倍にも跳ね上がる

 

・人の行く裏に道あり花の山

 

・貧乏人をたくさんつくるから金持ちができる。たくさん勝つにはたくさん負ける人をつくらなきゃならない。逆張りの総取り

 

・本を読んで金持ちになることは絶対にない

 

・お金が欲しいと思ったことはいっぺんもない。儲けることよりも使うことのほうを一生懸命やっている

 

・お金は血液。余っていれば、人に輸血すればいい

 

・「かっちゃん基金」に(5億)と「高須克弥記念財団」(10億)を設立

 

・財団とは、個人の財産を財団管理にしているだけ

 

・遺言書に全財産を財団に寄付することにした

 

・僕の金は僕の好きなように使い切る

 

・毎年110万円無税で贈与できる。子どもたちには7.8歳のときから子どもに株を贈与し続けた

 

・税金のことはブレーンたちが考えてくれる。顧問税理士たちは、脱税で捕まったときに国税庁にいた人なので優秀

 

・人間は二回死ぬ。1回目は肉体的に。2回目は自分についての記憶がすべての人の中から完全に消えてしまったとき