http://booklog.jp/item/1/4480864326
日本人の子どもへの教育の中で、個人的に著しく足りていないなぁと思うことは①日本とアジア、世界の歴史②恋愛とパートナーの選び方や付き合い方③ファイナンシャルお金の稼ぎ方、使い方、運用の仕方です。
これらは、①など学校で学ぶこともありますが、②③はまず学べません。第1、親保護者として②③のまともな教わり方をせず、今まで自身失敗を重ねてきたことにあるわけですから。
ということはこれからも①②③は自ら学びながら教えていく必要があるということ。自立した個人同士の生き方に個性も価値観も幅があってしかるべきであり、それを自己責任で自分で選ぶには学ぶべきことは多すぎます。
それでも、学び続けるしかない。多くの生き方はあれど、より安定した生活のためには給与所得以外の資産所得をいかに取得運用するかが鍵でそういった生き方を子どもの時から体感することが重要だと思っています。その具体例は、
①自分に合った仕事をするための学び方生き方選び方、そして稼ぎ方を見出す。そうすれば学校に行く意味がわかり、進路も決めやすい
②仕事による所得から必要な生活費を除いた貯蓄を積み重ねて運用をコツコツ行う
③②で運用した資金を再投資する。4つの財布(給与所得と資産所得である事業所得、不動産所得、配当所得)を持つことが理想
④ ②③を繰り返す。資産を取得するためによい借金をしてレバレッジをかけて運用する
⑤税金をコントロールし場合によっては会社をつくり節税し、消費、寄付、などで社会に貢献還元する
世の中の富の偏在は、②が時間がかかる至難の技であり、②をどう乗り越えるかにかかっています。まだ柔軟で自由な発想のできる子どもとも実践しながら学んでいきたいものです。
読書メモ↓
・産業時代には、学校に通い、卒業し、職業人としてスタートすることが可能だった。学校で教育を受ければ人生に必要なことはすべて学んだ。今は産業時代を脱し、高速で変化する情報時代の大海を後悔する世の中、個人の教育の重要性は増え続ける
・産業時代のルールは、学校に行っていい成績をとり、福利厚生がしっかりしている安心安定した仕事を見つけて一生そこに留まる、でも今は違う
・何を学ぶかも大事だが、もっと大事なのはいかに速く学び、自らを変え、新しい情報に適応できるかの方
・情報時代は、持てる者と持たざる者とのギャップを劇的に広げるような経済変化をもたらす
・現在の教育システム①学問的教育②職業的教育③ファイナンシャル教育(職業を通じて稼いだお金を、富や経済的安定に変えるために必要な教育)
・真の知性とは、何が正しくて間違っているかを知っていることではなく、何が適切かを知っていること
・お金は力。より多くのお金を持っていれば、それだけ多くの選択肢が与えられる
・内省的才能(EQ)がすべての才能の中で一番大事
・子どもがお金に興味を持ち始めた時にお金について教える
・教育とはラテン語で「引き出す」という意味が語源
・たくさん給料をもらっても金持ちにはなれない
・いい成績をとることは、自分の才能を見つけることほど重要ではない
・産業時代は年をとればとるほど会社にとって貴重な財産になるが、情報時代には年をとればとるほど価値がなくなる
・未来を握っているのは成績優秀で学校を卒業した子どもたちではない。未来は最もすぐれた学習の勝利の方程式と、最も斬新な実用的アイディアを持っている子どもたちのもの
・今、子どもにとって大事なのはテストでいい成績をとる方法を学ぶよりも、どうやって学ぶか、どうやって変化するか、どうやってすばやく変化に適応するかを学ぶこと
・早く引退し、仕事に行かなくていいようになると、金持ちになるための時間がたっぷり持てる
・学校に通い、大学や専門学校を修了することは今でも人生の成功の大部分を支える基盤。問題は学校がお金に関する基礎的技術を教えないこと
・お金のために働くことと、お金を自分のために働かせることの区別をわかるように
・まず行動し、間違いを犯す。それから教えを学ぶ
・学びたいと思うことを学ぶ
・お金のために働く・やれを言われてやる・外で仕事を探すことだけでいいのか
・百万ドルを稼ぐ7つの方法
①スモールビジネスを所有する 1/1000
②働いていた会社の株が公開される 1/10000
③毎月800ドルを30年貯め続ける 1/150万
④テレビのゲーム番組で優勝 1/400万
⑤カジノで大当たりする 1/600万
⑥宝くじに当たる 1/1200万
⑦百万ドルを相続する 1/1200万
飛びぬけて確率が高いのは、自分でビジネスを所有し、それを成功させること
・銀行は人ではなく財務諸表を見る。財務諸表は大人の成績表
・「キャッシュフローゲーム」で財務諸表・資産と負債の違いを理解する
・貯蓄家は敗者 お金は貯めることは大事だが貯めるだけではダメ
・お金のために働くのではなく、お金を自分のために働かせる方法を学ぶ
・お金を働かせるための方法は、資産を獲得すること。お金を富に変えること
・三つの貯金箱
①与える 収入10%を寄付する
②貯める 一年分の支出をまかなうのに十分な貯金
③投資する
・銀行は他人のお金で儲ける
・三種類の収入
①勤労所得 働いて得る収入はこの三つの収入のうち一番税金が高くそのコントロールが一番できない
②不労所得
③ポートフォリオ所得(有価証券)
・たいていの人が金持ちになればい理由は、自分がやった仕事に対して、支払いを受けられるか受けられないかを基準に考えるように訓練されていること。金持ちになりかたったら何人の人にサービスを提供できるか、何人の人に役に立てるかを基準に考える必要がある
・金持ちになる一番いい方法は気前よくすること。どれだけ多くの人に役に立てるかを考える
・慈愛は我が家から始まる
・金持ち父さんはチームで動く
・多くの人が犯す最大の間違いは、お金を稼げば金持ちになれると考えること。たいていはお金を稼げば稼ぐほど借金に深くはまっていく。お金だけでお金持ちになれるわけではない
・お小遣いは、決まった額の小遣いをもらう資格がある、と子どもが考えるようなしつけを親がしないこと
・手伝いによるお駄賃は、従業員的な考え方を植え付ける可能性がある。お金のために働く従業員の考え方を強化してはいけない
・子育ての戦略
①個人として果たすべき責任を決める
②家庭や社会のために果たすべき責任を決める
③小遣いやお駄賃について決める
④子どもの起業家精神を育てる
・クレジットカードの利点
お金の出入りの記録とお金の使い道を確認する上で大きな助けになる。利用した金額を毎月きちんと精算するように教える
・子どもの稼いだお金は半分は貯金・投資・他人に与え、半分は自分の好きなように使わせる
・子どもの経済的自立への道を学ぶ手助けをする
・扱えるお金の学が多すぎるとお金の力が子どもをコントロールするようになる
・多くのお金を自由にさせるより小さく体験してみる(株式投資)
・システムに注目する