○翁長雄志
・基地経済への依存度は日本復帰直後72年は15.5%だが、2013年度は5.1%に低下している
・人口一人あたりの国からの財政移転は全国六位
・日米安保が国を守っている(軍事・経済・民主主義)これは保守もリベラルも同じ考え方。そのしわ寄せが沖縄に集中している。この認識を日本全体で共有できていない
・地方自治をないがしろにする日本に本当の意味での民主主義国家としての資格はない
・保守政治家として日米安保はアジアに平和と安定をもたらす世界に冠たる同盟であってほしい
○池上彰
・自民党はおもなニュース番組をすべて録画して細かい部分まで毎日のように抗議し、訂正を求め、注文をつけてくる。テレビ局は次第に文句を言われない表現にしようか、となる
・第一次安倍政権のときはメディアへの抗議が増えた。安倍さんが辞めたあとにパタリとなくなった
・現代的に言うと「反知性主義」数の力で封殺する風潮
○原寿雄
・日本の報道は発表ジャーナリズムになっていること
・自民党の人たちにとっては戦後の個人主義は許せない。個人主義は利己主義だと思っている。だから、個人よりも家族や国を上に置く「家族主義」「国家主義」が再び強まってくる。民主主義はお互いを尊重しあう社会
・ジャーナリストは良き質問者でなければならない
○デービッド・ケイ
・民主主義社会では、メディアは国民のための政府の監視役であるべき。政府を懐疑的に見る必要がある
○菅野完
・日本会議の本丸は、国家神道ではなく1960-70年代の左翼学生運動に対抗した右派学生たちのグループ
・右傾化というより反知性主義的な言論が幅をきかせてきた。自国の優越性、中韓への対抗意識、北朝鮮の軍事的脅威をリアルに感じたことも影響がある
・「保守革命」とは「歴史認識」「夫婦別姓反対」「従軍慰安婦」「ジェンダーフリー」この4つの論点をきっちりやることだと
・日本会議は左翼に対するハラスメントがあり、今まで自分たちがマイノリティだと思っていてそれを解放する運動をしているつもりではないか
○桜井よしこ
・憲法9条は戦力の保持も交戦権も否定している。日本の防衛は世界各国の善意に頼る仕組みになっている
・17条憲法、五カ条の御誓文のように、日本は和を中心とした国。国民と国に対立構造があるわけではなく、お互いに助け合う精神から国をつくり上げてきた
・報道の自由や言論の自由は大切な価値
・9条で国民を守るというのは無責任の限り。中長期的な理想を掲げることは大事だが、国民への責任として現実的な対応を真剣に考える必要がある
○小林節
・法は道徳に踏み込まずというのはローマ帝国以来の常識
・自民党改憲草案は家族主義が復活した
・多様な意見のある社会こそが自然な社会
・日本国憲法は戦後の日本人に自由と繁栄をもたらしたいいもの。それをさらによくするために改憲が必要だと考えていた。しかし自民党議員は現行憲法を葬り去ろうとしている
○田原総一朗
・リベラルの一番の問題は言っていることが○○反対といった一種の現状維持。だから国民が受け入れない
・安倍首相は面白くはなくて真面目な男。彼の良いころは人の話を聞くこと