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・金融工学や経済学が発展した現代においてもお金そのものの本質的議論はほとんどなされていない

 

・お金の数値は信用の大きさ。お金とは、「信用を見える化したもの」であり、信用は「お金」によって可視化される

 

・クレジットカードは1950年代のアメリカのダイナースクラブから。信用こそが現代のクレカの原点

 

・扱えるお金の量が多いということは、人生の自由度が高まるということ

 

・信用の結果が収入という数値によって表れる一方、どこのマーケットにいるかによって、お金の量が決まってしまう側面も

 

・お金と向き合うことは、自らの信用と向き合うこと

 

・信用には、人間的信用と経済的信用がある

 

・お金は必ず他人が運んでくる

 

・信用経済の中心にあるのは職業や肩書、勤務先だけではなく言動・行動・結果が生み出す人としての信用そのもの

 

・学歴は、勉強の結果としての評価信用

 

・お金はあなたを映す鏡

 

・良い習慣とは、自分でやろうと決めて意識的に行う習慣を指す

 

・悪い習慣とは、気分やその時々の欲求に負けて漫然と行ってしまう習慣

 

・お金の生活習慣病①コンビニやスーパーでの不要な買い物②まとめ買い③衝動買いや飲み会④宝くじ(ジャンボの当選確率は2千万分の1で交通事故に遭うのは9/1000)経済合理性の観点からは損失⑤セール買い

 

・世帯主60代の平均貯蓄額は2434万円(2014)

 

・返済期間が長期に及ぶ住宅ローンは収益物件を購入する場合の融資よりもリスクが高い借金

 

・お金の機能①交換機能②価値の尺度③価値の貯蔵

 

・改鋳により、硬貨の価値>金属の価値が出てきた

 

・1816年英国が産業革命によって金融大国になり、金本位制を採用。ポンドが世界の基軸通貨に

 

・1944年ブレトンウッズ協定により、米ドルが基軸通貨に

 

・金本位制は中央銀行が保有している金と同額までしか紙幣を発行できなかったのが弱点

 

・1971年のニクソンショックで、金とドルの交換を停止。紙幣は実物資産である金との交換を約束されていない信用紙幣

 

・お金は信用の媒介物

 

・人類はお金の扱い方に慣れていない

 

・日本は金融経済教育が遅れている。多くの人が資本主義やお金への本質的な問いについて深く考えないまま社会に出ている

 

・マズローの欲求5段階説。①生活維持②不安払拭③ライフスタイル実現④自己実現⑤社会還元

 

・お金があっても幸せ感を感じられない人がいるのは、お金を目的と認識するか道具と認識するか。お金は道具てあって目的ではない

 

・幸せ度は、お金の多寡ではなく、心の持ちようとお金との向き合い方

 

・お金の教養7つの要素

①考え方②貯め方③使い方④稼ぎ方⑤増やし方⑥維持管理⑦社会還元

 

・貯蓄は収入と比例するわけではない

 

・手取り収入を 2:6:2 自己投資/生活費/先取り貯蓄 に分ける

 

・支払った額以上の価値を得るのが投資

・支払った額と同じ価値があるのが消費

・支払った額以下の価値しか得られなかったのが浪費

 

・高額の買い物をするとき注意すべき3つのこと

①絶対金額で考える②支払総額で考える③本当の価値を見極める

 

 

・GEのジャック・ウエルチは、世界で1位2位になれない事業からは撤退を決断した

 

・お金を稼ぐことと好きな事を仕事にすることは全く別のものとして捉える人が多い

 

・お金という偉大な発明によって、私たちは自分の長所を収入に結び付けるすべを手に入れた

 

・お金を得るために働くのではなく、働くことそのもので自分という価値を社会に提供し、心と時間の豊かさを手に入れることがお金の教養の高い人の稼ぎ方

 

・お金を増やす知識やスキルを身に着けていかないとかえってリスクを増幅させることも

 

・働くとは、社会や会社に価値を提供して、お金を得ること。資産運用とは自分のお金に働いてもらうこと

 

・お金持ちの2種類は①たくさん稼ぎのあるフローリッチ②たくさんの資産があるストックリッチ

 

・収入もフロー収入(労働所得)とストック収入(資本所得)の2種類

 

・まずは働いて、フロー収入を高める、そのお金でストック収入を生む資産を購入して繰り返すと相乗効果で収入が大きくなっていく

 

・日本では借金は悪、借りたお金は速く返さねば、という考えが根強い

 

・住宅ローンの金利以上の運用利回りをめざすのもお金の教養のひとつ

 

・住宅ローンは借金の中で金利が最も低い。別の角度から見ると、最も金利の低い方法で、数千万円というまとまったお金を調達できるともいえる

 

・お金は社会還元も。寄付・チャリティ・社会的責任投資等々

 

・お金の教養ステージ全体像・チェックリスト

・世界的に見れば日本はまだまだ一億総中流社会

 

・ブランド物はSTAGE3になると浪費ではなく投資にできる

 

・長期安定型(STAGE5)になると、お金を意識せずに生活できるようになる。お金が判断基準でなくなる。時間も好きな事を自由に使えるようになる。人の成長や文化の継承に積極的にお金と時間を使うようになる。本質的な豊かさ

 

・自分の考え方にとらわれず、「流される力」で結果を出している人の考え方や判断を素直に吸収しながら行動することで人は成長する

 

・山の頂上からは下がすべて見える

 

・すでに結果を出している人の考え方と行動を真似ることで短期間のうちに、人として成長できる方法を「思考信託」と呼ぶ

 

・成功者と同じことをすれば、最終的にあなたも同じ結果を得ることができる

 

・資産運用の成功法則は分散投資だが、リスクもリターンも分散されてしまう。分散投資は大きく負けないための方法

 

・分散投資で自分の専門分野を見つけてみることも大事

 

・負債を効果的に活用することで、純資産が増えるスピードを加速化させるということにある

 

・負債の力を味方に付けながら、雪だるまのように純資産を増やしていく

 

・自分への投資にはそもそも損失という概念がない

 

・お金にゆとりができるほど他者の時間を使うことができる

 

・人間は目の前に確実な利益があると、利益が手に入らないリスクを回避することを優先する

 

・生涯予算制約から自分を解き放とう。そのためにお金の教養STAGEを高める

 

・金儲けや貯蓄、支出、金銭の授受貸し借り、財産遺贈などが正しく行われているかを見ればその人の人格の完成度もおおよその見当がつく

 

・お金の使い方には、その人の人格がそのまま出る。だからこそお金は教養ある使い方をしなければならない。それは人格を磨くことにつながる

 

・お金はあなたの人格を写す鏡

 

・他責思考は人格を育てない

 

・類は友を呼ぶ。お金の教養STAGEが近い仲間は「類友」

 

・日本人の多くは、深層心理に少なからずお金を使うことへの罪悪感を持っている

 

・自分が持っているお金や資産を囲い込まずにどんどん社会に還元していく。これが経験になり、信用となり、心の豊かさというお金では買えない価値となる

 

・人生で最も興奮するのは他人のために生きること(ヘレンケラー)