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堀江氏は医学の専門家ではないが、(一社)予防医学普及協会 の発起人の一人として、予防医学によって「むだ死に」を少なくしたいという志をお持ちです。予防医学に対する認識を深め、国民の健康寿命を延ばし、本当の保険制度改革につながるのであれば、堀江氏が広告塔となる意味は大いにあると言えましょう。
ここでも「生命保険不要論」が出てきています。平易で短いページの本。無論医学のことは専門家の検証が必要だが、すぐにでもやったほうがいいことが多いです。今となっては世界的には優遇されていると言ってもいい健康保険制度の民営化の提言も安易な民営化ってアメリカの影がチラつく気もするが、今のままでは破たんの危機に向かう可能性も高くこのままではいけないのも確かで理解できるところも。
読書メモ↓
・人生は限られている。この先何が起こるかは誰も正確に予測できない。だからこそ、未来を怖れず、思いのままに行動するべきだ。この瞬間を全力で生きて、働いて、突っ走るべきだ。そのためには健康は人生の目的ではないが第一の条件
・日本では毎年5万人が胃がんで死んでいる。胃がんの99%は「ピロリ菌」感染が原因。検査を受けて除菌すればがんになる確率が激減する
・胃がんはおもに感染症。除菌すれば死なずにすむ
・日本人のがんの25%は感染症が原因のがん(胃がん・肝がん・子宮頸がん)
・日本はがん予防が行いやすい国
・検診は症状がないときに、定期的に受けるべきもの
・堀江は生命保険に入っていない。保険に投資するなら、まず検診や人間ドックに行くほうがいい
・日本人の生命保険世帯加入率は89.2%
・病気になった後や死後のことにお金を使うこと自体が無駄死にを想定している
・社会の高齢化で、国の医療費が年間40兆円に達し、国民皆保険制度の破たんが目に見えている
・がん細胞が生まれてからがんとして見つかるまで10年ほどかかる
・自分が何かを犠牲にして生きるのはやめたほうがいい
・肝細胞がんの場合、おもに肝炎ウイルスの感染によってがんになる
・厚労省は20歳以上の女性に対して2年に1度の子宮頸がん検診を推奨
・がんの原因でもっともはっきりリスクが確定しているのは喫煙。肺がんで死亡した男性の70%は喫煙が原因
・健康なときこそ、定期的ながん検診で現状を把握し、病気リスクを分析すること
・アメリカは国民皆保険制度ではなく国民は民間の保険会社を利用する。保険会社は加入者が病気になると大金を支払わないといけないので、予防医療を受けると特になるプランを用意している
・病気の予防を本気で考えるなら、健康保険組合を民営化すべき
・がんは速く発見すればするほど、生存率が上がる
・日本人成人の8割が歯周病にかかっているが、治療する習慣がない。歯周病は糖尿病・心疾患・脳血管疾患といった深刻な疾病につながる
・歯周病にはパークフェクトペリオという機能水が効果が高くすすめられている
・不具合はなかったとしても年2回は歯科医にチェックしてもらい、歯垢や歯石は除去してもらうべき
・アメリカはデンタルフロスは当たり前
・スウェーデンやフィンランド、オランダでも歯石除去を無料で全国民が受けることができる
・糖尿病患者には歯周病で口臭の強い人が多い
・歯周病予防には鼻呼吸がいい。荒療治には就寝時に絆創膏を
・人間は怠惰だから、痛い目にあうか、強制でもされないかぎり、真剣に物事を考えない
・レーシックに次ぐ最新の視力矯正法はICL。治療費は68-78万円
・老眼は40台になるとはじまり、白内障を発症する人が現れ、80代になるとほぼ全員が罹患する
・平均寿命 男性 79.55歳 女性 86.30歳 健康寿命 71.19歳 女性74.21歳 12.4歳通院しながら生活することになる。いかに健康寿命を延ばすのかが大事
・長野県は医療費が全国最小、平均寿命が全国でいちばん高い
・台湾では病院でもらった薬の履歴や検査結果などを集約して国が管理するナショナルデータベースができており、予防効果を高めて医療費を安くしようとしている
・ライフログアプリ「ウンログ」で毎日の排便を記録し病気を診断するアプリを提供
・堀江式健康法
①歯は極力大事に(デンタルケアに最善を尽くす)
②食事は好きなもの、おいしいと思うものを食べる
③ストレスになることはやらない(嫌なことは忘れる・ネガティブなことを考える暇をつくらず働く)
④人間ドックは1年に1回は行く
⑤睡眠時間はきちんととる(寝ないと頭は働かない)
⑥検査、予防できるものはやっておく(ピロリ菌検査・肝炎ウイルス検査・がん検診)
⑦生命保険には入らない(死ぬことを考えるならまず検査)
⑧体型は維持する
⑨レーシックを受ける
⑩定期的なランニング・トレーニングなどの運動を
・(公財)がん研究財団「がんを防ぐための12カ条」
・タバコを吸わない
・他人のタバコをできるだけ避ける
・お酒はほどほどに
・バランスのとれた食生活を
・塩辛い食品は控えめに
・野菜や果物は不足にならないように
・適度に運動
・ウイルスや細菌の感染予防と治療
・定期的ながん検診を
・身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
・正しいがん情報でかんを知ることから