徳島のことがわかる本をいただき、少し前に読みました。江戸時代からの徳島経済史を中心に徳島の経済・文化・地域の見どころも。
徳島商人魂は、伝統の阿波藍を取り扱っていた藍商にあり。藍商のビジネスに対する考え方、すなわち堅実経営、貯蓄好き、新規ビジネスへの挑戦と保守と革新共に持っていることは、県民性にもあるような気がしますね。
読書メモ↓
・徳島は江戸時代から明治まで藍産業で栄え、1889年からの市制での徳島市は当時人口は全国10位だった
・徳島県の県内総生産は2.9兆円(43位)1/200・0.5%経済
・人口一人あたりの県民所得は288万円・全国18位。経済は頑張っている
・吉野川は川の氾濫がもたらす肥沃な土地。藍は商業的農業。今は関西の台所
・木工・木製品は那賀川の木頭杉の豊富さから
・製薬や化学産業は製塩時の副産物から
・サテライトオフィスの進出も
・徳島は四国であり関西圏。両方大切
・徳島は実収入に占める世帯主の収入割合が全国平均よりも低いが、配偶者や他の世帯員収入の割合が高くなっている
・徳島県民は貯蓄好き
・女性の30~44歳の労働力率は全国平均を大きく上回っており、育児と仕事の両立を図りながら共働きをしている世帯が多い
・女性社長の比率は全国3位
・1920年は徳島の人口は67万人、1950年88万人、1970年79万人、1985-1995年83万人、2015年75万人
・2040年は日本は10,700万人、徳島は57万人に
・徳島は糖尿病による死亡率は全国ワースト マイカー・カロリーオーバー野菜不足など
・いろどりで葉っぱビジネスも 全国つまもの市場で8割のシェア
・徳島藩は25.7万石で四国一だった(うち8万石は淡路)
・阿波藍は質・量ともに日本一であったが、国産藍は外国産藍や化学染料に押されて1903年をピークに生産量が減少。藍商人は危機感から藍に代わる産業を模索した
・和三盆や鳴門の塩も
・有力な藍商からの企業 西野金陵㈱ 三木産業㈱ 森六ホールディングス㈱
・参加できる祭日本一は阿波おどりが一位
・第九はアジア初演の地(鳴門)
・四国遍路は徳島は発心の道場
・アニメイベント「マチ★アソビ」は7.5万人の集客
・徳島の特徴的な企業 大塚グループ
・自然エネルギー立県とくしま推進戦略 太陽光・バイオマスなど
・徳島の農業産出額は953億円(2014)農業・畜産・水産に恵まれる
・すだちは全国シェア9割
・徳島麺 徳島ラーメン・祖谷そば・半田そうめん・鳴ちゅるうどんなど
・徳島LEDアート
・とくしまマラソン(2008-)2016年は12,000人が出走
・徳島市は世界に誇れる水の都
・1892年阿波銀行誕生、1896年阿波商業銀行、1964年阿波銀行 堅実経営が行是。2015年預金2.6兆、貸出金1.7兆円、うち県内1兆円 県内預金4割、貸出金5割のシェア
・1918富岡無尽1951徳島相互銀行1989徳島銀行、2010香川銀行と経営統合しトモニホールディングスに2016大阪の大正銀行を傘下に