http://booklog.jp/item/1/4906605133

 

私は、トヨタ販売店やトヨタ系自動車部品メーカーや系列商社と勤務先は取引関係にあり、歴代トヨタ系販売店からクルマを買っています。お世話になっている取引先であり、下請けです。また、そのクルマのよさや現経営者の姿勢、トヨタ流の経営理論や生産方式に学ぶべき点が多々あることをよく知っています。

 

でも、だからこそ、こういう本も読んでおこうと買った本。古い本ですが。

 

世の中には絶対はなく、絶対を絶対と信じることは危険なこと。常に批判精神と改善を忘れてはならない。クルマが持つ人命や環境に対する責任。コストとともに大事にするもの。本が出版されてから内容が改善されていることを信じたいものです。

 

日本経済の縮図としてグループで概ね1/10の規模を握っているというトヨタが良くなることは日本も世界も良くなることを意味しています。

 

今年は、あの電通が過労死した新入社員の問題でクローズアップされた年。トヨタの経営や社会的責任、そしてクルマで時流がわかる。これからも注目してきたいものです。

 

 

読書メモ↓

 

・トヨタとレクサスは同じ車体構造・エンジンのクルマも。ユーザーは豪華な内装や装備に金を払っている

 

・電通でさえ、広告主にとって都合が悪い記事を抑えるのは難しい。だが広告宣伝費日本一のトヨタだけは別格。広告をトヨタから引き上げられるのは怖い

 

・試乗会での接待攻勢

 

・セントレアはトヨタ方式空港

 

・かんばん方式は恐れろしいほどの合理化で下請けいじめ

 

・外国人就労による恩恵は受けるが、それに伴う社会的費用は出し渋るいい所取りのケチな会社がトヨタの正体

 

・豊田家を頂点とするトヨタグループの繋がりは象徴天皇制に似ている。豊田家出身者はトヨタの主要グループ14社の要職に就いている

 

・佐吉記念館で原点を学ぶべきなのはトヨタの経営陣

 

・奥田は竹中平蔵を介在させてミサワホームを乗っ取ろうとした

 

・自動車の組み立てだけはロボットにはできない

 

・鎌田慧「自動車絶望工場」

 

 

・豊田一族は「一代一業」佐吉は機織り、英二は自動車、章一郎は住宅?

 

・トヨタが変われば日本が変わる

 

・ブリジストン二代目会長の石橋氏はタイヤ公害のひどさを知っていた

 

・三澤千代治とトヨタの闘い 三澤「トヨタが憎いわけではない。でもマスコミが洗脳されちゃっている。トヨタは車は殺人をしているかっていう意識がない」

 

・トヨタは官僚によく似ている

 

・TQCとは「とっても苦しい」

 

・トヨタはそんなに儲けてどうするのか

 

・トヨタ的なクルマでは自分の新しい生活の幕が開かれない