著者の原田さんと川久保さんは、いずれも尊敬する経営者であり、クリエータのひとり。
このふたりがコラボして本を出しました。
 
川久保さんが生み出した地域のゆるキャラから全国区になりつつある「ししゃもねこ」。
自らの半生を描いた絵本「ボクナス」が大ヒットし、原田絵本第二弾でもある「ししゃもねこ じょ:序」
 
ししゃもねこをより知ってもらう自己紹介もしっかりしながらも、大人にも子どもにも示唆に富んだ幅広世代に共感を得られる絵本になっています。
 
それは、
①ししゃもねこの「ししゃも」と「ねこ」は一見天敵。それがくっついたししゃもねこを介して、ししゃもとねこはともにお友達になれるんだ〜
②人がもつ妬み嫉み僻みをもたないししゃもねこは世界平和のためにその起点に立ったのだ〜
③「序」とは、〜なんですという阿波弁の「〜じょ」、妬み嫉み僻みのない世界平和のスタートとしての「序」、作者と絵著者のみならずわたしたち読者の「序章」でもあるのです。
 
「じょ」の妙と言うべきか。「じょ」はまだまだほかの深い意味があるものなのかも。
 
ししゃもねこの「序」章であり、これからの飛躍を込めて。
大人にもお子さんにも多くの人の心に残る絵本となることでしょう。