![]() | 自律神経を整える ゆっくり健康法 (だいわ文庫) 702円 Amazon |
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順天堂大学医学部教授であり、自律神経研究の第一人者として、また便秘外来を設けたり、スポーツ選手やアーティストにパフォーマンス向上を指導している小林先生の「ゆっくり健康法」について説いた本。
ゆっくり健康法とは、日常生活が忙しいからこそ「ただゆっくり行動するだけ」を意識する、ことであり、「可能な限りゆっくりやる」ことが自律神経を整え、健康を維持し、ミスを少なくかえって生産性が上がることにつながる、のだと言います。
健康を維持するごく常識的なことですが、ゆっくりを意識することは新鮮に思えます。早速実践ですね!
読書メモ↓
・日常生活の中でゆっくりを意識することはほとんどない
・ゆっくりやるという場面がじつに少ない
・早くやるというのは人間の習性
・急ぐ・慌てる・忙しいという状態が自律神経に悪影響を及ぼし、体調不良の原因をつくっている
・本当の健康とは、良質な血液が細胞の一つひとつに十分に届いている状態。病気とは血液の質と流れが悪くなること
・血液の質は腸で決まる
・40歳を過ぎる頃から副交感神経のレベルが急激に下がってくる
・本当の健康になるための習慣は、副交感神経を上げる・下げない健康習慣
・意識するのは「ただ、ゆっくり行動するだけ」
・忙しい朝にこそゆっくり意識を
・朝食は腸にスイッチを入れるために必ず摂る
・三食リズムよく胃腸に刺激を与える
・夕食から寝るまでは3時間は空けるべき
・40代・50代はとにかく「腹六分目」
・腸に負担のかかる食べ方はしない
・逆算して夜の会食に備えて少食に
・食事の調整は一日で
・意識的に空を見上げる
・1対2の呼吸。5秒息を吸って10秒吐く
・医学的にため息はどんどんつくこと
・生産性を上げるには忙しいからこそ「可能な限りゆっくりやる」こと
・文字をゆっくり書く(文字の乱れ具合はそのときの自律神経の状態)
・文字はゆっくり丁寧に
・忙しいときに急ぐのは不健康に近づき、結果、生産性を落とす
・睡眠は仕事の一つ。計画的に睡眠をとるべき
・理想は毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起き、6時間程度の睡眠を確保すること
・睡眠の日を週一でも設ける
・休日は目覚まし時計をかけず、眠りたいだけ眠ること
・人間は計画を立てたらそれだけで安心できる
・眠り続けるダラダラしつづけるのも体力がいる
・朝のチェック
①極端に疲れていないか
②尿と便をチェックする(色)
③食欲があるか
④体重を量る
・問題が5日以上続いたら1週間以内に病院に行く(安心するため)
・ゆっくり生きるには安心が大事
・人は心のどこかで病院を怖がっている
・痛みというのは病気の症状のなかで後半に訪れるもの
・ウオーキングは最適。意識して歩く
・階段の日をつくる
・笑顔は副交感神経が上がり、リンパ球も活性化し、それだけ免疫力が高まる
・ガムを噛むと副交感神経が高まり、リラックスできる
・意識して水を毎日1.5リットルを意識して飲む習慣を
・朝起きて一杯の水を飲むのは、脱水症状を防ぎ胃腸のスイッチを入れる
・仕事帰りに1か所だけ片づける
・話すスピードを意識的に少し落としてゆっくり話す意識を
・副交感神経のレベルが落ちてくる40代50代以降の人は感情の抑制がききにくくなる
・怒りそうだと自覚したら黙る
・怒りによって乱れた自立神経は3.4時間継続する
・医学的に見て怒ることで解決する問題はない
・怒られているときにこそ検証してみる
・悩み事は形に書き出してみる。人間は形にならないものは不安
・大事なことは自律神経を乱さないこと、悩みや問題は自律神経が整ってから向き合うこと
・思考的、創造的作業にもっとも適しているのは、交感神経・副交感神経ともに高いレベルを維持しているとき。午前中がよい
・ワンブロックが終了したら必ず一度ブレイクを入れる
・日記を書く。今日1日で失敗したこと、感動したこと
・問題が何一つ解決していなくても、紙に書いて形にしたというだけで客観的になれる
・週に1日(できれば平日に)意識してブランクを設けることで気持ちに余裕が生まれる
・探し物はデッドラインを決めること
・人間の集中力が続くのは1時間半まで
・ミスをするのは不安があるから。自律神経のバランスを少しでも整えることができれば、ミスを減らすことができる
・急ぐのではなく、ゆっくり生きる。ときには立ち止まり、空を見上げて、深呼吸する