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順天堂大学医学部教授であり、自律神経研究の第一人者として、また便秘外来を設けたり、スポーツ選手やアーティストにパフォーマンス向上を指導している小林先生の「ゆっくり健康法」について説いた本。

 

ゆっくり健康法とは、日常生活が忙しいからこそ「ただゆっくり行動するだけ」を意識する、ことであり、「可能な限りゆっくりやる」ことが自律神経を整え、健康を維持し、ミスを少なくかえって生産性が上がることにつながる、のだと言います。

 

健康を維持するごく常識的なことですが、ゆっくりを意識することは新鮮に思えます。早速実践ですね!
 

 

 

読書メモ↓

 

 

・日常生活の中でゆっくりを意識することはほとんどない

 

・ゆっくりやるという場面がじつに少ない

 

・早くやるというのは人間の習性

 

・急ぐ・慌てる・忙しいという状態が自律神経に悪影響を及ぼし、体調不良の原因をつくっている

 

・本当の健康とは、良質な血液が細胞の一つひとつに十分に届いている状態。病気とは血液の質と流れが悪くなること

 

・血液の質は腸で決まる

 

・40歳を過ぎる頃から副交感神経のレベルが急激に下がってくる

 

・本当の健康になるための習慣は、副交感神経を上げる・下げない健康習慣

 

・意識するのは「ただ、ゆっくり行動するだけ」

 

・忙しい朝にこそゆっくり意識を

 

・朝食は腸にスイッチを入れるために必ず摂る

 

・三食リズムよく胃腸に刺激を与える

 

・夕食から寝るまでは3時間は空けるべき

 

・40代・50代はとにかく「腹六分目」

 

・腸に負担のかかる食べ方はしない

 

・逆算して夜の会食に備えて少食に

 

・食事の調整は一日で

 

・意識的に空を見上げる

 

・1対2の呼吸。5秒息を吸って10秒吐く

 

・医学的にため息はどんどんつくこと

 

・生産性を上げるには忙しいからこそ「可能な限りゆっくりやる」こと

 

・文字をゆっくり書く(文字の乱れ具合はそのときの自律神経の状態)

 

・文字はゆっくり丁寧に

 

・忙しいときに急ぐのは不健康に近づき、結果、生産性を落とす

 

・睡眠は仕事の一つ。計画的に睡眠をとるべき

 

・理想は毎日決まった時間に寝て、決まった時間に起き、6時間程度の睡眠を確保すること

 

・睡眠の日を週一でも設ける

 

・休日は目覚まし時計をかけず、眠りたいだけ眠ること

 

・人間は計画を立てたらそれだけで安心できる

 

・眠り続けるダラダラしつづけるのも体力がいる

 

・朝のチェック

①極端に疲れていないか

②尿と便をチェックする(色)

③食欲があるか

④体重を量る

 

・問題が5日以上続いたら1週間以内に病院に行く(安心するため)

 

・ゆっくり生きるには安心が大事

 

・人は心のどこかで病院を怖がっている

 

・痛みというのは病気の症状のなかで後半に訪れるもの

 

・ウオーキングは最適。意識して歩く

 

・階段の日をつくる

 

・笑顔は副交感神経が上がり、リンパ球も活性化し、それだけ免疫力が高まる

 

・ガムを噛むと副交感神経が高まり、リラックスできる

 

・意識して水を毎日1.5リットルを意識して飲む習慣を

 

・朝起きて一杯の水を飲むのは、脱水症状を防ぎ胃腸のスイッチを入れる

 

・仕事帰りに1か所だけ片づける

 

・話すスピードを意識的に少し落としてゆっくり話す意識を

 

・副交感神経のレベルが落ちてくる40代50代以降の人は感情の抑制がききにくくなる

 

・怒りそうだと自覚したら黙る

 

・怒りによって乱れた自立神経は3.4時間継続する

 

・医学的に見て怒ることで解決する問題はない

 

・怒られているときにこそ検証してみる

 

・悩み事は形に書き出してみる。人間は形にならないものは不安

 

・大事なことは自律神経を乱さないこと、悩みや問題は自律神経が整ってから向き合うこと

 

・思考的、創造的作業にもっとも適しているのは、交感神経・副交感神経ともに高いレベルを維持しているとき。午前中がよい

 

・ワンブロックが終了したら必ず一度ブレイクを入れる

 

・日記を書く。今日1日で失敗したこと、感動したこと

 

・問題が何一つ解決していなくても、紙に書いて形にしたというだけで客観的になれる

 

・週に1日(できれば平日に)意識してブランクを設けることで気持ちに余裕が生まれる

 

・探し物はデッドラインを決めること

 

・人間の集中力が続くのは1時間半まで

 

・ミスをするのは不安があるから。自律神経のバランスを少しでも整えることができれば、ミスを減らすことができる

 

・急ぐのではなく、ゆっくり生きる。ときには立ち止まり、空を見上げて、深呼吸する