○ジム・ロジャース

・日本も米国も財政破綻をしかねないほど借金を抱えている。米ドルには信頼を寄せていない。現物資産を持っておくべき

 

・日本はいい国だが、若い日本人は日本を離れることを検討すべき

 

・日本はよくもわるくも海外に資産を置く考えが浸透していない

 

○佐高信

・むのたけじ

「懐疑を手放したところから知性は生まれない。安手な個人崇拝は知性とは無縁で、反知性主義の温床」

「長い人生に無用の一日はない。悲しい一日でも、それがなければ、明日はない」

「求めて敵をつくる者に、真の味方はできない。敵をつくることをおそれる者は、味方を敵にまわしてしまう」

・加藤紘一 保守にはイデオロギー優先の「観念保守」と「生活保守」がある。前者が清和会、後者が宏池会

・生活保守の思想が自民党に居場所をなくして民進党に流れているかもしれない

・加藤 靖国問題は改憲の壁、靖国問題でアジアの国々と揉めている限り改憲は尚早と考える議員は1/3はいるのではないか

・加藤 異論に対して誠実に向き合う真摯さがないと政権は危うい

 

 

○内田樹

・改憲のハードルは天皇と米国

・安倍首相のみならず、日本の歴史で天皇を政治利用しようとした勢力のふるまい方は、常に同じ。天皇を担いで、自分の敵勢力を朝敵と名指しして倒してきた

・国家元首たる天皇に権限を集中させると同時に国民から隔離して、事実上無力化することが安倍首相の改憲のねらい。首相は立憲主義を否定する立場にある

・日本は民主主義の主権国家ではなく、君主制を持つ米国の属国であるという現実が改憲のハードルとして露呈することになる

 

○鎌田慧

・政府は、「核兵器製造の経済的、技術的ポテンシャルは常に保持する」秘密の意図がある

 

○添谷芳秀

・GHQの憲法9条への狙いは、武装解除による軍国主義復活の阻止

・60年安保改定の政治混乱を経て、保守本流は改憲を棚上げし、9条と安保自衛隊を共存させる道を選んだ

・集団的自衛権の部分的行使を認めた昨年の安保法案論議は、政治にこれまでにない深い亀裂を残した

 

○長山靖生

・シン・ゴジラのキャッチフレーズは現実対虚構

○韓東賢

・身の丈に合った適切な国家観への誠実な模索

○福島みずほ

・ゴジラが諸外国が海底に投棄した放射性廃棄物を食べて生まれたのが象徴的

・シン・ゴジラは陸海空自衛隊はじめ政府全面協力でつくった反原発映画ではないか

 

○足立昌勝

・米国が狙っているのは自衛隊を世界中のどこの戦場でも補完部隊として扱うこと

○春名幹男

・安倍晋三さんは形式の人。アメリカからやれと言われてきたことをやっていれば日本が独立国となり自主外交も憲法改正もできるんだと思い込んでいる

・日本の外務省は独自の外交などやれていない

 

○中島岳志

・戦後活躍した保守論客 田中美知太郎、竹山道雄、福田恒存、猪木正道、会田雄次らは満州事変から大東亜戦争に至るプロセスに極めて批判的な立場をとってきた

・猪木正道氏は「日本軍が大陸で犯した蛮行は厳然たる歴史的事実。軍国日本を免罪できるはずがない。日本が自爆戦争に突入したのはもっぱら軍国日本の拙劣な膨張主義の結果。現代日本が軍国日本のきわめて有毒な皇国史観を復活させるようでは1930年代のなかばから45年8月上旬までの狂った日本に逆戻りしてしまう」

 

○三宅洋平

・20世紀の世界の政治史の最大の問題は、右翼と左翼が真っ二つにわかれてきたこと。それを超えなければ戦争も原発も環境破壊も止められない