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参議院選挙に投票してきました。

今回は選挙年齢が20歳から18歳に引き下げられたこと、憲法改正勢力が2/3になるかどうか、ということ。アベノミクスの継続などが話題となりました。


結果、与党の勝利でした。


現在の与党の経済政策の結果が出ていない、消費税の税率上げの延期などで、有権者は判断しにくかったかも知れません。


憲法改正については、立憲主義の立場からすれば、「解釈改憲」の「集団的自衛権の行使容認」は許せないということになりますし、与党はなんとか自衛隊の活動範囲を広げて、米国との同盟関係の発展と安全保障体制をより確実にしておきたかったのでしょう。


憲法は、今回与党と憲法改正に前向きな勢力が2/3を超えたので、憲法審査会において、より具体的な与野党の論戦が始まるものと思われます。私は護憲派でも改憲派でもありませんが、少なくとも戦後70年以上にわたって一度も改正されていない憲法を自分たちの手で本気で考えてみるいい機会でもありますし、自民党の憲法改正草案の改善点もあるのかも知れませんが、国民の権利を抑制し義務を課し統制するような内容のままではとても心配でもあります。


日本は残念ながら近現代史における歴史認識と憲法の評価について議論が分断されていたり対立していたりして見解が定まっていません。それを見直す機会になって欲しいものです。


経済も国家財政も気になるところです。収支の辻褄が合わない現在の財政をどうするのか?アベノミクスはそれに挑戦することに意味がありますし、一時期の停滞ムードを変えたことは事実。安倍さんの新自由主義的経済政策が、どの方向に向かうのか、しばらくこの流れは続くのでしょう。


2020年までこの流れが続いて、それからは変わってくるのではないか?なぜなら、2020年代には中国のGDPがアメリカのそれを上回り、中国が世界一の経済大国になるから。 日本の生きる道は、米国との利害関係をがっちり調整しながら、世界一の人口と経済規模と経済発展を遂げている中国とアジアを軸足に生きていくこと。


そのための構造改革って政官民ともにとてもハードなものが要求されるのではないでしょうか。イバラの道でしょうね。