銀座ミツバチ物語―美味しい景観づくりのススメ/時事通信出版局
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http://booklog.jp/item/1/4788709554

著者とは知人の紹介で知り合いになり、講演会でもご一緒させていただきました。

銀座で養蜂をするという、一見とんでもないかに思える発想が、ハチにとって住みやすく養蜂に適し、銀座産ハチミツを使った銀座ブランドの成功などが銀座のブランドと街づくりに活かされていることが学べました。


○読書メモ


・銀座ミツバチプロジェクト(PJ)は環境のためにとか、街づくりのためとかならカッコイイのですが、単に「おもしろそうだ」という深い考えなしに始まった


・環境指標生物であるミツバチが生きられる環境は人間にとってもいい環境


・皇居は在来種を守るために農薬は一切使わないので銀座のミツバチにとっては恵まれた環境


・銀座ミツバチPJの活動は、銀座で地産地消して、本来の食を考え、食育から環境まで考えることだが、活動の原点は「銀座産の美味しいハチミツが採れたら凄いこと」という好奇心・遊び心


・ハチミツは毎週味・色・糖度・花の香りが劇的に変化します


・文明堂のハニーカステラに銀座ハチミツが採用されたのは品質面の大きな自信


・銀座でハチミツを採るだけでなく、街と自然がどのように共生していくのかが重要なテーマ


・銀座ハチミツを使っていただく条件は、銀座にお店があること。銀座の地産地消


・銀座日本屈指の繁華街だからこそ、大都市だからこそ、自然の営みの大切さ、厳かな命の連鎖がミツバチを飼うことで見えてきた


・ハチは刺すものではない(攻撃性があり刺すのはスズメバチ)


・2008年には440キロのハチミツができた


・ハチミツは素晴らしい健康食品


・銀座は皇居も近く、農薬もほとんどまかれず、天敵もいないミツバチにとっては楽園


・大きな社会問題となっている地方のシャッター通り商店街はその街の持っている記憶、特徴を顧みない開発によってもたらされた


・「銀座フィルター」本当に良いものしか残らない。これは街のDNA・記憶がそうされている


・ハチミツは調味期限3000年


・消費の街でしかなかった銀座にハチミツ生産者が出現


・消費をすることで、誰かを支えることができる、目的を持って消費する時代


・ミツバチが飛ぶことで周りの環境が豊かになったきたことを行政も認識