- 羽生善治の思考/ぴあ
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・一日何時間、睡眠時間を取ることを決めない
・その日に片づけなければならない用事を済ませてから寝る
・1分で見たものはすぐに記憶から消える。きちんと覚えようと思ったら自分で駒を並べないとダメ
・将棋の世界では日々新しい戦法や棋譜が現れる。覚えなければならないことはたくさんあれど覚えきれない
・必要がなくなったものはどんどん忘れないと新しいものが入らない
・もちろん結果は大切だが、結果と発見のふたつの要素が合わさった時にはすごく充実した対局になり、次につながるものややりがいが見つかるような気がする
・「勝った・負けたではない何か。勝負の向こうに存在する何か。それを探す旅を続けている」
・勝ち続けている時に何かを変えることは難しい。どんな人でもうまくいっている時に変化するのは非常に難しい。でも危ないと思えば、リスクを覚悟しながら変えていく
・「積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすること」
・「負けた時には絶対に原因があります。必ず自分自身のなかにミスがあります」
・「対局相手は自分の個性を引き出してくれる存在」
・単に知識を得るのではなくて、知識を積み重ねて理解していく中で「知識」を「知恵」に変えていければいいと思う。知恵とはひとつの場面で正確な判断を下すこと、そして解決するためのツボを見出すこと
・省略が重要。経験を積むということは鼻が利くということ
・山ほどある情報のなかから、自分に必要な情報を得るためには選ぶよりも「いかに捨てるか」の方が重要。消去して残ったもの
・ひとつの手を選ぶことは、散々考えた手の大部分を捨てること
・「役に立たないとか意味がないと思っていることのほうがむしろ重要なんじゃないか」
・「直観力とは物事の進むべき道筋を示す羅針盤のようなもの」
・流れに乗れない時、何をやってもダメなときは、「今は休む時だ」と思うようにする。もうひとつは「ここが底だ」と考える
・ラッキーとかツイていたと本当に心の底から思える時が実力なんじゃないか
・上達のプロセスは右肩あがりではなく、横ばいの状態が続いて、ある日を境にビュンと伸びる。その繰り返し
・ある世界で望みがすべてかなってしまうと最後は人は死にたいと思うらしい
・課題が次から次へと出てくる人は長生きする
・本当に夢中になったら黙っていても集中するもの
・「才能とは同じことを10年、20年と同じ姿勢で同じ情熱を傾けられる力のこと」
・真似ができるということは、基本的な部分を理解していること
・「夜の闇が暗ければ暗いほど朝も明るくなる」
・「人間にはふた通りあると思っている。不利な状況を喜べる人間と喜べない人間だ」
・「お互いの考え方の違いや、棋風の違いを認識することから成立する対話もある」
・「将棋は完全な自己責任の世界」