- 私の財産告白 (実業之日本社文庫)/実業之日本社
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本多静六(1866-1952)氏は戦前の林学博士・造園家、「公園の父」としても知られていますが、伝説の億万長者として知られ、投資家としての考え方は現代に通じます。
・世の中は欺瞞と体裁に満ちている
・老人の役目は世の中の真実を話すこと
【本多式「1/4天引き貯金法」】
収入の1/4を天引きにして貯金すること
・口先や筆先ばかりで人にすすめるよりは、自ら実践してみせ、しかるのちに人にすすめる
・財産を作ることの根幹は勤倹貯蓄→他の有利な事業に投資
・貧乏は物によって心を苦しませる。人間は一度は貧乏生活を通り越さねばならない
・見栄と虚栄心をなくして貯金せよ
・致富の本街道は、投機ではなく堅実な投資でなければならない
・本多式投資法
焦らず・怠らず・時の来るのを待つ
【株式は二割利食い、十割益半分手放し】
・買値の二割益でキッパリ利食い転売する
・株が買値の二倍になったら、半分を売る
・好景気時代は勤倹貯蓄を、不景気時代は思い切った投資を、時期を逸せず巧みに繰り返す
・子孫を本当に幸福にするには、教育と努力の習慣、努力の必要な境遇に立たしめること
・遺言はつくっておくこと
・人生の幸福とは、現在の生活自体より、生活の動きの方向が上り坂下り坂かによって決定せられる
・人生即努力・努力即幸福
・人間万事金の世の中
・3カク(義理を欠き、人情を欠き、恥をかく)生活に陥るな
・貸主は金と友人を同時に失う
・50からは、年収を4分し、1/4生活 1/4貯金 1/4交際修養 1/4社会有用の事業に投資
貯金を 1/4奉仕に変えた 財産的成功をした人は1/4を奉仕・寄付に。ただし、それ以上を出す予約をしてはならない
・金を馬鹿にする者は金に馬鹿にされる
・投資の第一条件は安全確実
・「失敗なきを誇るなかれ、必ず前途に危険あり。失敗を悲しむなかれ、失敗は成功の母なり。禍を転じて福となさば、必ず前途に堅実なる飛躍がある」
・真の金儲けは、徐々に、堅実に、急がず休まず、自己の本業本職を守って努力を積み重ねていくこと
・儲けるには儲けさせよ
・渋沢栄一は理に始め、情で終わる 利をもって立ち、理と情をもって導き、実践した
・自分自身にその実力があれば、与えられた当然の地位は敢然と引き受けるべし
【師長としての心得】
・知識や経験を振り回さない
・長所を伸ばせ
・人の意見を聞くこと
・頼まれごとや約束を忘れずに必ず実行する
・小言は三つ褒めて一つ叱れ
・常に慎重を旨とせよ
・人生の最大幸福は職業の道楽化、そのための努力
・仕事を一生懸命にやることが自己大成する唯一の途
・仕事に追われないで仕事を追う
・本業第一
・本多氏は特殊解ではなく一般解、特殊解はオリジナル