明日への遺言 特別版 [DVD]/角川エンタテインメント
¥4,935
Amazon.co.jp

1945年5月、東海軍司令官の岡田資中将は名古屋大空襲の際に撃墜したB29の米兵27名をハーグ条約違反の戦争犯罪人として斬首処刑したことで、戦後B級戦犯として逮捕され、軍事裁判で「法戦」として米軍の非人道性違法性を主張しつつも一切ひとり責任を負う形で絞首刑となった経緯を映画にしたもの。

戦争は、国家としての犯罪を追及することは難しい。歴史は勝者がつくってきたものでもありますし。

国家の命令で、国の暴力機関たる軍隊同士の殺し合いが国家の下正当化され、敵の下では違法とされるその矛盾。しかも軍隊は国を守って国民を必ずしも守らなかった(守れなかった)その重い思いは、この映画で存分に表現されているのではないかと思いました。