先日、この映画を夫婦で見てきました。
この映画は戦後70年の節目として、70年前の戦争終結=無条件降伏の受諾へ向けて、当時の国の指導層が、戦争に染まっていた当時の軍部・国民を納得させるために、
天皇の聖断を2回仰ぎ、職を賭してしたたかに終戦に導いた鈴木首相、
本土決戦を主張する陸軍を抑えるために硬軟ギリギリの神経戦を闘いきった阿南陸軍大臣、
終戦決定に抗議し、クーデターを画策した畑中陸軍少佐、
そして終戦への強い意志を示した昭和天皇
を中心に展開していきます。
ノンフィクションに近い映画だけに迫力もあり、終戦直前の困難な状況を生きた人々のそれぞれの思いを感じます。
東京大空襲、沖縄戦、広島、長崎の原爆投下。
終戦の決断がもっと早ければ・・・とも思いながらも、終戦の決断をせず、本土決戦となった場合の悲惨な状況はとても想像に耐えることができません。
歴史とは大局的事実の積み重ねです。この映画は、多くの事実を含んでいます。
事実を知って、どう思うのか、未来にどう生かすのか、多くの日本人に見てほしい映画ですね~