- 誰が平和を殺すのか (佐高信の緊急対論50選)/七つ森書館
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(亀井静香)
・亀井静香は「ハトを守るタカ」
・悪いことができない人はいいひとこともできない(亀井氏は両方できる)
・安倍は右バネで総理になれないと思っていたら、なってしまった。小泉政権以来、竹中平蔵や新自由主義に乗っかかった役人が取り囲んでしまった
・亀井は自社さ政権の立役者 小沢一郎から権力を奪い取ること、政策でなかった
・世論調査すると政策に対する反応と選挙の選択が関係なくなっているこれが小選挙区
・日本近海で何かが起きれば個別的自衛権で対応できる
・外務省はアメリカ国防省日本支局
・大企業は300兆円近い内部留保を持っていて使いもしない、なのに法人税を下げ、外形標準課税によって赤字の中小企業から金を取ることを考え、消費税で大衆から金を取るなんておかしい
・今の政治家は歴史(戦前)を勉強しなさすぎ、知ろうともしない
・北朝鮮がけしからんだの、独裁だの言うけれど、戦前の日本も同じようなものだろう、なのに戦前回帰のようなことを言っているのはおかしい
(田中伸尚)
・原敬は政党政治を歪めるものとして軍部と検察を挙げている
・戦前は国家の嘘をマスメディアが増幅させ、国家の代役を担い、社会に定着させた
・戦後のジャーナリズムは自由があって国家の弾圧などないはずであったが、実際は巧みに政治権力に支配されているのではないか
・米国に対して物を言ったのは、石橋湛山、田中角栄、村山富市ぐらい
・戦死した人びとを当事者や遺族の思想、宗教、意思にはまったく関係なく、国・天皇のために死んだ、と国家が勝手に褒め称える意味づけとして顕彰しているのが靖国神社。顕彰はその人を光だけえ包み、影の部分を隠してしまう
(落合恵子)
・同性同士の愛情は赤ちゃんを誕生させられない、だから家族制度の下で家族が疑似国家化、国家が疑似家族化していく社会においては敵になる
・フェミニズムはアンチナショナリズムと位置づけます、ただし男性中心のアンチナショナリズムではなく
・女が学ばなくてはならないのは、既成のすべての常識、そこには力学があるので疑ってかかること。平和や反戦、反差別という言葉上は同じところに立っている
・知性というのは、すでにある価値観に向かって、本当にそうなの?と問いかける力
(李政美)
・イマジンのように国家なんてなくてよい
(梁石日)
・自我というのは基本的に他者と向き合わないと目覚めない、日本人は他者と向き合ってこなかった。日本人的自我にとって他者とは、戦後ずっとアメリカだけだったわけでアジアとは向き合ってこなかったからアジアという鏡に日本人の姿がどう映っているかいまだにわからない、ここが欠落している