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母方の祖父、故武林慶太郎じいちゃんが昭和17年に発刊した弟の武林辰男の遺作・追悼集「いのちとは」を改めて開いてみました。

辰男さんは、東京高等師範学校(東京教育大→現在の筑波大学)を卒業して先生になった秀才で、佐賀県の師範学校教諭として赴任中招集を受け、昭和13年9月に中国安徽省にて戦死し、靖国神社に祀られています。

身内の中で歴史好きの私に託してくださったので、大切に保管しています。

発刊当時は太平洋戦争中。国策への批判的意見など許されなかった時代なわけですし、聖戦や大義といった認識が祖父や祖父の弟の縁者にあったことをみてみると、知識人であり現役の先生を軍人として本来国際情勢と日本の関係を熟知していた人なのに、戦争に駆り出さざるを得なかった当時の悲痛な状況を思い起こさざるを得ません。

過去の歴史への責任はとても重いものがありますが、子どもの頃に接した祖父母の生きた戦争の時代は過去のものであったとしても縁ある人々が関わったこととして私にも責任があるのだなあ、と強く感じます。

時間の合間に自分なりに検証して、祖父の墓前に報告したいと思います。子どものときに亡くなった祖父に直接戦争の話を聞けなかったことはとても残念です。もう戦争を知っている現役世代は日本人の2割を切っています。本当に時間がありませんね。