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- 夫は犬だと思えばいい。/集英社
- ¥1,260
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話題の塾の代表が仕事柄体験していることから出た、教育論、夫婦論、男女論の本。
確かに実例とわかりやすい本ですが、中身はそんなにないかな。
でも、それなりに共感できるところはこういうベストセラーの類はあるのでメモしておきます。
・「夫は犬だと思えばいい」という言葉は、異性理解のための意識改革を表す表現
・親のNGワードが子どものやる気をなくす
・「話を聞いてくれない」という妻から夫へのフレーズが問題意識の発端
・母親は孤独で安定していない
・「結婚というのは、本能でするものというよりは、社会的な約束です。約束事だから本来、我慢しなければいけないことだらけです。約束事にすぎない結婚なのに、互いに自分の権利ばかり主張しているのではうまくいくわけがありません」
・意識改革ができない人はあきらめて(離婚して)次の人でがんばるのも悪くない
・「コンプレックスは宝物。コンプレックスを抱いて自分の内面と向かい合うことによって磨かれるものがある」
・「異性が異性として理解しようという知恵が授けられていないから、男が女をバカにしたり、女が男を切り捨てたりすることで終わってしまう。
・男は家族に忠誠を尽くすプライドで生きている
・異性の感受性を想像することで、相手の気持ちもだんだん理解できるようになる
・夫の落とし穴「正解を求めたがる」「論破する」「自分の間違いを認めない」「辟易する」
・「夫の飼い方」は小さな子どもの育て方に似ている
・女性は話をした時間だけ安心する
・女性は「この人はかわいい」と思われるとたいていのことは許してくれる
かわいいと思われるには「私のことで一生懸命になっている」「私が言ったことをちゃんとやろうとしている」「私のことを考えようとしている」
・会話は「繰り返して」「言い換えて」「共感する」
この本はいままでの男女のメカニズム本を読んできた私にとっては学んできた内容ばっかりの本ですが、
入門編としてはいい本だと思います。夫を犬と思え、っていう例えが絶妙かも。
教育論、夫婦論と申しましたが、
人間と異性と感情は社会の縮図そのもの。
異性も他人もその心理や考え方はそれぞれ違うんだ、という大前提を気づかされるこの本は、
結構仕事や恋愛のノウハウ本としても意外に使えるかも知れませんね。