2006年明けましておめでとうございます。以下が新年メッセージです。

昨年ほど忙しい年はありませんでした。家も風呂に入って寝るだけの生活。
困難なことをあえて引き受け挑戦することを決めた年でもありました。

会社も番頭である故前専務が退職することになって、止むを得ず帰ってきて
10年。それから取り扱い量は5割増、売上げは3倍に、利益は10倍になりました。

もちろんこれは社員の不断の努力と対外的な情勢とによるものであって、運も味方しています。だから自分自身の達成感はまだありません。自分がこの結果に対してどれだけの貢献をし、経営者としての裁断が出来たかはまだ満足に出来るレベルに至っていません。

 しかし考え方の変化もありました。私は正義感が強く、世の中の矛盾に対して怒りをもっていました。正誤よりも強弱が結果を決める社会は間違っています。だから、権力というものに対して、常に敵愾心をもっていました。なぜ権力は弱い立場の人間を鞭打つのか。何故強きに向かわないのか、と。

 父親が死んで止むを得ず継いだ家業ですが、応援者がたくさん支えてくれることに対して感謝するとともに、もらってばかりいるのではなく少しでもお返しし、支援が出来るようになりたい、と思うようになりました。今まで自分はなんと周りの人間を不幸にしてきたことでしょう。むしろ自分の今の立場を利用させていただいて周りの人々とともに社会と地球に貢献することが本来の自分の使命だと思うようになりました。自分が権力者になったとき、代案なき批判は許されません。現状のやり方を変える考えを認め執行することこそが必要だと考えるようになりました。

 私は今年を含め3年仕事に明け暮れることになるでしょう。そのためにはあまり自分のことを考えないように周辺のことを常に考え心配し苦しみや喜びを分かちあいたいと思います。もちろん本音は自分が一番大事でしょうから体にはお互い気をつけましょう。

 会社は人も設備もリニューアルします。新事業も始まります。他団体の役職の仕事もあります。貿易の仕事で海外へ行くこともあるでしょう。逆風と苦しみ多い一年となりそうですが、することがありそれば周りの人々のためになることを喜んで引き受けましょう。


 皆様にとって2006年が幸多からんことをお祈り申し上げます。

ほぼ毎年、ですから今年も親友が帰郷した際は親友の家族の家に会いに行きます。変わってないなあ。家族のありかたを学びに少し図々しくお邪魔させていただきます。