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少し遠出をしました。出先で本を買いました。
昨年話題となった「生協の白石さん」らです。
どんなに忙しくても本が読めないほど忙しいことはないはずなので
今後、読破した本の感想などもブログに入れてゆきます。

最近近くに書店がなくなかなか行くことがありません。
ほしい本はアマゾンで買ってしまうからです。
書店が少なくなってきているのは時代の流れで
インターネット通販に客を奪われているものだと思われます。
インターネットは資本主義の世の中に流通破壊とコストダウンをもたらしたが故に
既存の商売人が受け取ってきた利益を圧縮されられました。
むろんこれは消費者の利益になるのだけど、本のように再販制度があって価格が固定化されている業界でも利便性が明らかに勝りますよね。だから既存の書店は大変です。

ただ、既存の書店が生き残れないかというとそういうわけではなくて
たとえばジュンク堂書店のように総合化・大型化・図書館化する例や
丸善みたいに文房具併売の例もあればアキバ系のような専門化・マニア化
小書店が配達サービスをする地域密着化など、厳しい環境の中
それぞれ工夫努力されているようであります。

インターネットの長所であり弱点はその性格にあると考えています。すなわち能動的価値のしてのネットです。能動的なページしか見ない故に関心がないけれども本当は自分にとって重要有用なテーマを見つけることが非常に少ないからです。ネットは個人が興味あるページしか見ませんからこれはテレビや新聞のメディアと大きく違う点ですよね。その点既存の書店は潜在的な興味や好奇心を満足する場としていまだ非常に重要である、ということが言えます。
書店ではあらかじめ買う本が決まっている場合はインターネットで買う方が合理的です。しかしその場でこれはいい、と思う本があった場合はほとんどの場合その場で買うようにしています。これは本との出会いを大切にしたいからです。これは書店にしか出来にくい利点だと思います。出会いは全て偶然ですがそれが無ければどうなっていたでしょうか?今年も本を買って読んで自分とまったく価値観と経験の違う人の考え方を吸収したいですね。