地元に戻ってから必ず言われること。
『子供まだ?』
こう聞かれるのは分かってた。
『子供まだ?』に対して「まだ」と答える私に、次に言われる言葉。
『作り方知らんのか?』
『教えてやろうか?』
ついこの前までは、笑いながら受け答えが出来てた私。
だけど、もうそろそろ限界…
実家で洗い物をする私の背中越しに、
止まる事なく浴びせられる上記の言葉。
泣いてたまるか!と、ぐっとこらえて、
それでも次々と浴びせられる言葉。
『はよ、親に孫見せたらな』
『うちの孫は、もう○人おるのに』
『はよ作らんと!』
洗い物をしながら「そればっかりはねぇ…」と答えた瞬間、涙が出た。
泣き顔を見せないように、それでもまだ言われ続ける言葉に
答える自分が悲しくなった。
今までは平気だったのに。
壁にぶち当たったんだろうなぁ、私。
今まで平気なフリして受け答えしてたけど、
ほんとは平気なフリしてること自体が平気じゃなかったのかも…
2階に上がって、涙が出続けるまで泣いた。
泣いても泣いても涙が出た。
「まだ?」と言われる事が辛いから涙が出るのか、
授かれない自分が辛くて涙が出るのか分からない。
でも、泣くだけ泣いた。
20代後半、結婚してなかったら『彼氏は?』と聞かれ、
結婚したら『子供は?』と聞かれ、
1人目を出産した従姉や友達はすぐに『2人目は?』と聞かれ、
2人目を出産したら『もう1人くらい産んだら?』と言い、
4人目を授かった子に対して『4人も!!』と言い、
次から次へと言いたい放題。
私の場合、子供が出来るまで言われるのは分かってる。
それなら、負けないくらい強くならないと。
今の状況を乗り越えて、いつかママになってやる!
今日言われた言葉は、家族からでも、親戚からでもありません。
実家は、父の仕事関係の人の出入りが多く、
私が小さい頃から知ってる人たちがほとんど。
今日言われたのも、父の仕事関係の人と久々に会い、
実家で交わされた会話でした。