本日は図書館の古本市でした
私の大好きなイベント
これでもう3年連続の参加です
雨天にもかかわらず
今までで一番という程の大盛況
特設会場へ入った途端
息苦しいほどの人混みでした
本日は湿度が高かったのに
私も含めた人々は予想外の厚着
今年の11月は異様にあたたかく
以前 鹿児島へ行ったとき
11月なのに ハイビスカスが咲いてて
「さすが亜熱帯」と驚きましたが
まさに同じくらいの蒸し暑さ
必然的に種々のニオイが
部屋いっぱいに立ち込めています
うっ…しかし ここでひるんでは
素敵な本をゲットできませぬ
すでに3回めなので
yapiはもう手慣れたもの
いくつかのテーブルにそれぞれ
本が積み上げられている中
迷いもなく 文学全集のコーナーを
まっすぐに目指します(真実一路)
まずは重厚で謎めいたロシア勢から
もはやその辺の古書店では
かなりの品薄状態となっている
ドストエフスキーの
『カラマーゾフの兄弟』があっ
ウソでしょ(yapi 心で感泣)
おまけに米川正夫さんの名訳
約700Pものボリュームです
さらにさらに
ゴーゴリの『死せる魂』まで
うれしいけど
なぜに誰も欲しがらない
何かのワナじゃないのか
というかゴーゴリ
せっかく2部まで書いたのに
なんだって暖炉に投げ込んだ
読みたかったよお
どれだけ心がはやっていても
私より先にいたご老体を
押しのけてはいけませんよね
(ハアッ ハアッ)
アッ でもご老体
全集にはキョーミなさそうで
良かったあ💕
メルヴィルの『白鯨』については
よくわかっていなくて
もしヘミングウェイの
『老人と海』みたいな作風が
ずうっと続くなら
ちょっと苦手かもしれないけど
まだ読んでないから
いちおう もらっとこう(ぐへへ)
あとディケンズの『二都物語』
それに昨年の講演会で取り上げられた
スタインベック『怒りのぶどう』
高校生の時に読んだきりですが
忘れがたい場面がいくつかあり
ちゃんと読み込みたい
このコーナーには奇跡的に
ほとんど人がいなかったので
yapiは一瞬のうちに
この5冊を囲い込みました
いずれも河出書房から
昭和43年あたりに出版された
(yapi まだ生まれてもいない)
『世界初のカラー版 世界文学全集』
すげっ 挿し絵がカラーだ
図書館にある中では特大サイズで
いちばん読む気になる豪華なヤツ
やったあ~~
昨年は この辺りで撤退しましたが
もはや 手だれのつわものyapiは
か弱い人なら とても運べない
かなりの重量物であるその5冊を
係員さんのテーブルまで運び
取り置きしてもらいます:笑
マックス10冊までもらえるので
さらに探索を続けると
前から気になっていた
帚木蓬生さんの『水神』上下巻
まだ全然新しいのになんでや~
名前の字づらから
中国の作家かと思っていた
馳 星周(はせ せいしゅう)さんの
『エウスカディ』上下巻
金城武 主演の『不夜城』の原作者
そう言われると 映画も観たい
すごく名作のニオイがする
帰宅してまず
この『エウスカディ』から
読み始めましたが 実に面白いっ
平成22年の出版で
バスク地方の様子がわかる小説です
まだまだ需要ありそうなのに
もらっていいのか~
最後の一冊は
中身を確認しなくても大丈夫
いつだって安定品質の
曾野綾子さん『極北の光』
幸せすぎる~~~
用意しておいたカバン二つに
入りきらず 残りを手で抱えます
こんなにたくさん頂いたので
当分 大丈夫ですから
通常の貸し出しは利用せず
よろめきながら駐車場へ
クルマの中に9冊を積み込み
『エウスカディ』上巻を持って
前々からお目当てのカフェへ
DARAZ FMスタジオと併設の
『カフェ ラジオマジック』
平日夜もやってるようですが
今までタイミングが合わず
カレーが目玉とのことで
前回 空腹にフラつきながら
週末にようやく到着すると なんか
変な集まり(怒られるて)やってて
「ダメ」と言われたワケじゃないけど
ほとんどテーブルが埋まってたし
あんな雰囲気の中とても
独りでカレーを食べれず
今回の入店 13時半でしたが
先客ゼロで なんとも静か
実際のカフェスペースは
私が思っていたより奥にありました
食事はカレーの一択
まあどうせ それ目当てだから
特に問題なし
ドリンク付で¥1180
画像から受けた印象ほどは
美味しくないのが残念でしたが
シャバシャバしたカレーで
かなりデトクシーなメニューかも
帰宅してから
すごいデトックスが起きたのですが
もしかすると 家を出る前に食べた
結構な量のパイナップルも関係あるかな
珈琲は少し変わった味で
珍しいガラスの器に入ってましたが
持ち込んだ本に目を通したり
置いてある雑誌をめくりながら
飲むのに ちょうど良い味
私にしては珍しく
お砂糖を使いましたが
決してマズいワケでもありません
美味しくて 一気に飲んでしまうと
ゆっくりできませんが
まあ余裕を持って味わえるというか
(もちろん ホメてるんです)
洋楽の有線が流れてましたが
また選曲が最高だったし
Mimi Webbの『Red Flags』とか
久しぶりに唄ってしまいそうで
(現代の曲も少しだけ知ってる)
とてもくつろげる空間でした
カレーを完食した後 も
30分ほどゆっくりして
独りしかいない おねいさんの
「なるたけ消費カロリーを
セーブしたい」的な
接客はややビミョーですが
気にしなければ無害ですし
私はそこで とても良い波動で
来し方行く末のようなものを
見つめ直す事ができました
店を出ると 雨で道が濡れて
気温が一気に下がり
先程までの蒸し暑さがウソのよう
そのせいか 通り道にあって
行きしなには開いていた
古着屋さんが閉まっています
同じ通りにある古書店も
珍しく本日は臨時休業
お店のガラス窓に並んでいる
カフカ全集の
『フェリーツェへの手紙』と
ドストエフスキーの『悪霊』は
やっぱり気になります
次回またここを通る時には
値段を聞いてみよう