お昼をチョコ2粒で済ませていた頃
よく歯磨きをなまけていました
思うに 摂取カロリーが低すぎて
パワー不足だったのですね
何ごともおっくうでした
20代の頃に詰めてもらった奥歯は
かなり長持ちしたわけですが
そんなこんなで先日
約30年ぶりで歯医者へ行くハメに
前に知人から紹介された歯医者さん
保険の範囲内で 金属の詰め物を
白い歯に変えてもらえると聞いてて
ほかに心当たりもないので
現登録会社の保険証が届くなり
すぐに予約しました
現在の会社は就業後2か月経たないと
保険証を作ってくれなかったので
実際には今月の頭から
社会保険には加入しているのですが
痛みに危機感が伴うようになってから
ひと月も経ってからの受診でした
それでなくとも怖いケド
歯が原因で亡くなった人も知ってるし
特に きゅうりやシリアルのときがヤバい
どちらもよく食べますから
これ以上はイカンと
会社を3時間も早引きして行きました
家の近所で わかりやすい大通り沿い
それはありがたいのですが
普段あまり寄りつかないエリアだな~
HPの感じだと医師夫妻のみで
細々とされてる印象を受けましたが
中に入ってみると
医師はひとりのはずなのに
小部屋がいっぱい
それもなんか怖い
自宅でTVを見なくなって久しいのですが
待合エリアのTVでは
カズレーザーが相変わらず赤い服を着て
人間の寿命が200歳まで延びる
そんな遺伝子研究が進んでいるという
夜の番組の案内をやってて
それに見入ってしまった私は
「(200歳だって)ヤバッ」
思うだけでなく口に出ていました
周囲に誰もいないと思ってたら
冷静で実直そうな
でも何を考えているのかわからない
なんとなく迫力のある歯科助手が
受付で何か確認していました
私の独り言 聞こえてしまった事でしょう
しばらくして その同じ人に
小部屋のひとつへと案内されていきます
イヤだ~ 怖いよぉ=
今からでも帰りたいぃぃ
かなり待たされてから 医師がやってきて
「患者の不安を取り除く 明朗な説明」
を心掛けているかのような
とてもじょう舌な先生なんですが
情報量が多すぎるうえに
微妙に滑舌が良くないので
途中から全然入って来なくなりました
ダメな歯のレントゲンを撮られ
「C2程度だから大した事ないよ」
そういう話でひとまず安心しますが
展開がなんか話と全然違う~~~~
ドリルでガリガリ ゴゴゴ~
一体いつになれば終わるの
うがいNGな処置だったのかもですが
15~30分ほど口を開けっぱなし
「苦しかったら左手挙げて」
そう言われてはいたものの
小さい頃 母親に付添われて行った処や
最後に訪れた歯医者さんでは
絶妙なタイミングで
うがいや吐き出しを促してくれる
決して患者に無理はさせない
助手さんが多かったので
どこでもそんなモンだろうと
思ってたら大間違い
電気ノコで舌を切られちゃたまらんとか
治療の妨げになってはと思い
ひたすら耐えていましたが
長時間 口を開けっぱなしなのに
ろくに吸引もしてくれませんでした
それに最初は
「大した事ない これなら簡単」
そう言ってたはずなのに
電気ノコのごう音の奥から
医師の「アレ? おかしいな」という声が
何度も聞こえて
耐えがたいほど深く削られ
しかも電気ノコの騒音の奥から
医師が歯に関する注意や知識を
しゃべりまくっているのですが
それが余計不安とストレスをあおる
電気ノコの間だけでもまじめに
静かにしてくれ~~~~
ようやくの事で 地獄の処置が終わり
最初に麻酔の効きがイマイチだったので
麻酔の量を増やしたのは正解でしたが
唇の先がひん曲がって
ごく気をつけて 口をすすいでも
下唇のほうが突き出ていて
水滴があらぬ方向に飛ぶんです
神経がほんの少しマヒしただけで
こんな風になるんだ
それまで思いもよらない事でしたし
大病をした経験もない私は
とりわけ みじめな気持ちになりました
小1時間かかった処置が終わったとき
もう精神的にボロボロで
一刻も早く帰宅したい
それしか頭になかったんですが😢
医師が去ったあとも
例の助手さんがいて 次の予約は?
歯石除去の予約は?と
また考えてからにすると数回答えましたが
「生涯自分の歯で過ごしたいんですよね?」
事前アンケートに確かに
そういう項目があったのですが
今はとてもそんな事は考えられない
職務のためには非人間的な
ロボットのようになれる人なのか
いったん思い込むと
もう何も入らない人なのか
恐怖を感じるほどしつこかったです
初診の特典として
医院特製の歯ブラシを
紹介者の分まで渡されましたが
「最近は会う事もほとんどないので」
私がそう言うと
「じゃあ 良い機会ですから
旧知を温めるといいですね」みたいな
余計な世話まで言われて
かなり強引 それも恐怖~~~
医師は好意から
処置を1回で済ませてくれたのでしょうが
こんなにキツいのなら
2度に分けてもらったほうが
良かったかもしれません
先が曲がった 小さいけど
見るからにゾッとする器具で
「少し歯石を取りますね」と
私のずさんな歯磨きぶりを
具体的に見せてくれたのは良いのですが
「こういう黒ずんだ処に歯石が」と
その器具で 容赦もなくガリガリやるので
私のヤワな歯茎は血まみれで
その部分は余計に黒ずんだようでした
口内が無防備な状態というだけで
人生でも有数のトラウマを負うのですから
産婦人科などでイヤな思いをするのは
本当にキツいと思います
処置が終わったのがすでに夕方で
当然の事ながら
麻酔が切れるまでは
食事を控えるのが無難と言われてましたが
治療が完了して 麻酔が効いてるとはいえ
歯に違和感と軽い痛みがあり
麻酔が解けても 元に戻らないんじゃないか
そんな不安に押しつぶされそうで
帰宅して1時間は それらの出来事を
イライラと思い返し 何事にも集中できず
2時間後 麻酔が完全に解けてないのに
強引に食事を始めました
歯が1本痛むだけで
こんなに食事が困難なんて
大げさかもしれませんが
もう二度とまともに食事できないかも
そのくらいの気持ちになってしまい
強迫観念のように
治療歯に負担が掛かってもいいから
どうしても食べたいと思ってしまいます
りんごやシリアルなど
硬いものを控えるようになったら
一気に老けるような気がして
老いた自分の姿が
リアルに眼前に迫りますし
神経の一部が異常をきたしただけで
スープすらうまく飲めないのです
白ネギに卵と一緒に焼いたぶり
かぼちゃとベーコンのスープ
やみつきポテト
(蒸したじゃが芋にめんつゆとマヨ
青のりとえび味の天かすを少し)など
野菜たっぷりの
ヘルシーなメニューではありますが
食べるなり
私はお布団に入ってしまいました
本を読めないだけでなく
どのみち何ひとつ集中できない
こういう時は寝るに限ります
翌日 麻酔が切れても
歯に一抹の痛みと違和感は残ったまま
不安と恐怖を内に秘めたまま会社へ出勤
簡単めの昼食時にも
その違和感は残ったままでしたが
夕方くらいから
ようやく常態に近くなってきました
治療部分が歯になじんできたのかも
二度と歯医者に行かなくて済むのか
それはわかりませんが
歯は大切にしないと本当にヤバいです
食事毎に歯磨きしましょうね💕