西洋史も日本史も
知り尽くしただけでなく
書き尽くす勢いの藤本ひとみさん
不可思議で浪漫チックな歴史ものや
血も凍るスリラーな少女漫画があり
何度読んでも飽きないくらい
ハマってしまいましたが
（もう大昔ですね）
すべて藤本ひとみさん原作でした
（初めてwebで お写真を拝見しました
ちょっと憧れの人だったので
今さらカンドー
）
彼女の著作を全部読めば
かなりの勉強になると思います
藤本さん作品といえば
緻密な構成に 丁寧な描写
アッと言わせる驚きの展開など
退屈という言葉とは程遠いですし
普段の私のチョイスからすると
藤本さん作品なんて言うと
ごく最近の新しい本という印象なのに
著作量がもうハンパじゃないので
次々に新作が出版され 少し年数が経つと
すぐ書庫に閉ざされてしまう
楽しく読めて そのうえ
歴史の勉強もできる優れモノですから
そんなに早くしまわないで
地元図書館には やたらミステリ本が多くて
文庫本コーナーもミステリーばっか
小さい頃に 江戸川乱歩には
夢中になりましたが
さすがにフツーに 貸出コーナーには
もう置いてないですよね～
こちらも 初めて著者の写真を拝見
明治生まれのご老体だったぁ
（※すでに故人です）
図書館のコーナーには
藤本さんのスペースはごくわずかで
今回何か新しい『失楽園』情報を
得られるかと期待して
『失楽園のイヴ』を手に取りました
ざっとページを繰って
舞台が現代なのは了承しておりましたが
読んでいると なかなかに深い
ハッとさせられる言葉が多いです
失楽園とはすなわち
悪魔（ヘビ）が課題をやり終えたのだという事
悪魔の名にかけても
不可能など あってはいけなかったのです
この本ではヘビ＝イヴかもという衝撃解釈
別にそこは掘り下げてありませんが
人体の原型は女性で
男性の場合 そこから変化するので
無理が多く 平均寿命も短めという話があり
なるほど～ そうなのかもしれない
さらっと納得してしまうyapiでした
男性の皆さんゴメンナサイ
私もだいぶネガティブ脱げてきたのか
「イヴにとって不可能はありえなかった」
「もし不可能があれば
それは乗り越えねばならない課題」
そういう考察が今回は
とてもポジティブに響きまして💕
読み物として十二分に楽しめますが
人生探求にこだわる私としては
高校生なのにしっかりしすぎな
主人公の少年の心情や述懐が深すぎて
（ツッコミも 芸人並みに鋭くて面白い
）
とってつけたような感想ですが
人間って本当に尊いなと思いました
別段 有名でなくとも
巨額を稼いでなくとも
大椿のような男性がもし身近にいると
ウザそうですが
やはり一抹の感動要素を含んでおり
誰にもマネできないほどの純粋さとか
それに意外と天才肌な感じもします
あまり邪険にしないようにしましょうね
アファメーションとか 日々の出来事
それに伴う感情の起伏などが
いい具合にからまり合って
私もかなり 怒りと哀しみを手放せました
今まで母親からメールが来ると
まずはゾッとして その後
「いったい何の用
また説教まじりのリア充自慢かっ」
そんな風に身構えるのが定番でした
自分でも気づいてない
思いもかけなかった事なんですが
「私はネガティブ」と自覚ある人でも
どういうネガティブなのか
いまいち わかってるようで
わかってない事が多いのですね
私の場合 意外になかなか
「ナチュラルにネガティブ」でした
そのネガを感じた瞬間に
それに気づくようにしていけばOKです
最初は辛かったり 慣れなかったりで
感情のことごとくが
怒りとか哀しみに導かれてしまう事も多く
やや面倒くさくもあるんですが
自分の感情をモニター（監視）するんです
「今 私は～～な事を感じている」
「私は 〇〇さんが来ると不機嫌になる
決して悪い人じゃないのにナゼ？」とか
自分の心をしつこく見つめていくと
感情の傾向のようなものがわかります
そこまでだけでも そのネガティブの
30～40％は脱げていると思いますよ
5月に実家に帰ってから（13年ぶりに）
母親の事があまり嫌いじゃなくなり
といっても 地球の家族とはやはり
使用言語じたい少し違うみたいで
13年ぶりに！というような
感動オチでは 全然なかったんですけど
「～～さんがキライ！」というのは
大抵 自分を正当化したり
防衛するための感情ですね
併せて 当ブログでもご紹介した
『手書き日記』が本当にお勧めです
私は毎日は書けてなくて
2～3日おきとなってますが
ネガティブな出来事や 印象が続く時とか
自分の感情や体調が
何となくすぐれない時
そのネガティブから平常に戻るために
「振返り」的に日記をつけるだけでも
あと最近 割り出した方法…
と自分では思っているけど
別の人がとっくに提唱してるかな？
朝起きて 私の場合
仕事へ行く前などですが
その日にやりたい事を
（心がワクワクするやりたい事
やってしまっておきたい事
どちらでもOK）
小さなメモ用紙に3つだけ書きます
アクティブな方は もっと多くても
こなせるかもしれませんが
怠け者の私は 3つほどでピッタリ
書き出すという行為が
驚くほど効果的だとは
昔から言われてきたんですが
実際にやると 本当に良いとわかります
どうしてもこなせなかった場合は
翌日に繰り越したり
再度 日を改めてトライしたり
無理をする必要は全くないですが
不思議なもので メモに書いただけで
脳が「何とかこなそう」意識になりますし
そんな難しい事を書く必要もないです
本日の私の例ですと
・人参を買う（アラ お恥ずかしい＾＾；）
・カレーを作る
・近所に掛かっている映画を調べる でした
全部クリアしました
いつも夕食後は すぐに珈琲を入れて
少しでも本を読もうとしてしまうのですが
おかしな事に その3つ以外にも
いつのまにか
たまっていた用事を片付けたりして
メモを書くと 行動に拍車がかかるようですね
メモばかり書いていると
記憶が機能しなくなるという
意見もありますが
私は書かないと その場で全部思い出せず
必ず買い忘れなどがあり（
人参のように）
効率も悪いし メモを書くと
単に記憶を呼び覚ます以上に
得られるものがあります
それが常習的になってきたら
少々 難易度が高い事や
すぐには手段が思いつかない事を書いても
実行してしまうかもしれませんね