こまどり姉妹さんの日常風景でも

取上げられていましたが

毎日の適度な散歩って

体だけでなく 魂にも良いんです💕

 

 

 

こちらは本当にクルマ社会で

昼間でも徒歩の人は少ないですね

歩いていると昼でも 夜ならなおさら

けっこー目立つふんわりウイング

 

 

 

シャイな私はマスク文化で

その点が まあまあ助かっていますが

 

 

 

夜だと本当にひと気がなくて

物騒でもあるけど やや非日常というか

『異世界感』を楽しめますし

 

 

 

(ただ あるお宅の前に植わってた

 芙蓉の花だけは カラーで見たかったな星空

 

 

 

自宅の近所を丹念に知っておく事は

疲れ切って 晩ゴハン作りたくない時とか

災害時など 思わぬときにも役立ちそうで

良い事ずくめ乙女のトキメキ

 

 

 

今日一日を費やして読んだのが

オスカー・ワイルドの

『ドリアン・グレイの肖像』なんですが

 

 

 

なかなかハードな 新潮社の文庫本400Pで

まあ漱石同様 まとめるのが難しいのデスが

この作品の世界観が好きになれずガーンガーン

 

 

 

この時代の人の思想とは思えないような

進んだ考えが ヘンリー卿の口を借りて語られ

その数々のセリフだけが

ぴりっとしたスパイスとなり

 

 

 

眠気を覚ましてくれるのですが

主人公に全く共感できないというだけでも

かなり読むのがツラかったうえに

途中から 会話文が極端に少なくなり

 

 

 

さらに主人公が 宝石や刺しゅうに凝る場面があり

それらについてのうんちくが延々続くバツブルーバツレッドバツブルー

興味が薄い分野なので

なかなかに疲れました

 

 


でも『サロメ』を読んだ時も

なんか集中しにくかったんですよね

十分に興味ある題材だし

戯曲だから 字でぎっしりでもないのに??

 

 

 

しかも そんな思いをしてまで読んでも

有名な作品すぎて

前から結末は知っていましたからニヤリ

ただ作者については ほぼ前知識ナシ

 

 

 

(サド侯爵と少しごっちゃになってますタラー

 「投獄」という点だけ同じですが

 ワイルド氏は 恋人が男性だったというだけで

 性犯罪はおかしてませんから💦)

 

 

 

 

男色が原因で 天才だったにもかかわらず

世間からの非難と投獄

獄中で亡くなった訳ではないものの

梅毒により 46歳の若さで没

 

 

 

「大衆とは すばらしく寛容だ

 天才以外のすべてを許す」

その言葉が物語っているとおり

時代より かなり早くに生まれた先駆者は大抵

 

 

 

イバラのごとき 迫害の道を歩まれてますので

その点についてだけでも

漠然と敬意を持っておりましたが

「超絶な女ギライ」を表す発言も多々あり

 

 

 

それが単に女を毛嫌いしているだけでなく

なかなかに本質を突いた言葉も多いので

ほ~おと感心する事もあればオーナメント

イヤ~な気分になる事もあり フクザツです

 

 

 

主人公のドリアンや ヘンリー卿は貴族で

描写がすごくリアルなため

ワイルド氏自身も貴族かと思ってましたが

 

 

 

父親は医師で 母親はサロンの女王だから

似たようなモンかなおすましペガサス

両親ともに文才があったそうで

良い環境とDNAですね

 

 

 

詳しく書かない処に かえって一種の迫力があり

登場人物らの ものうげな退廃ぶりがすごいです

 

 

 

「莫大な遺産を受け継いで

 世間には無為徒食で通してる」と言いながら

ちゃっかり片手間で鉱山の経営してる親族とかあしあと

 

 

 

「君たち洒落者(しゃれもの)は

 2時まで床を離れず (夕方)5時までは

 姿を現さないものと思っていたが?」

 

 

 

そういう怠惰な脱力系のライフスタイルには

少しだけあこがれます

 

 

 

3人の登場人物のうち

私はヘンリー卿にいちばん興味がありますねコーヒー

彼がある本をもって そそのかしたとはいえ

 

 

 

主人公ドリアンは 冷血非道な快楽主義者

画家のバジルは まあ平均的人物かもですが

いくら美しいものに弱いとはいえ

年下の同性に すっかり骨抜きにされて情けないてんびん座

 

 

 

ヘンリー卿は 社交界でも定評のある遊び人ですが

平安貴族みたく 主に粋とか風流気取りのため?

誰かが言ってたように 見かけほど遊んでないし

見かけよりは善人っぽいです

 

 

 

斬新な思想が魅力的で

この人と数時間会話するだけで

開眼したり覚醒したりできそうグッ

 

 

 

「議論は知的にダメになった人間だけが

 する事だ」

 

 

 

「ぼくは何にでも共鳴できるが

 苦しみにだけは同情できない

 我々は 人生の彩りや

 歓喜にこそ共鳴すべき」

 

 

 

若き天才が 日頃から持っていた

自然なポジティブさが伝わりますオカメインコ

 

 

 

美と快楽を追求しすぎて

人間らしさをなくすというか

元からなさそうなドリアンにも

たまにすばらしいセリフがあります

 

 

 

「ひとつの感情を振り払うのに

 何年もかかるのは くだらない人間だけさ」

 

 

 

言葉つきは 少しキツいですが

私のように 何年も同じ処をグルグルしがちな

人間には 新鮮な感動がありますね

 

 

 

「みずからの主人である人間は

 自由に悦びを創り上げる事ができるし

 容易に悲しみに終止符を打つ事もできる」ダイヤモンド

 

 

 

まさかこの時代に「闇の勢力との戦い」とか

「ネガティブからの脱却」について

ワイルド氏が知っていたとは思えませんが

 

 

 

知性が高い人は 昔でもなぜだか

どうやってか知らないけど

かなり正しく悟っちゃってますよね義理チョコ

 

 

 

この本は 読むのがすごく大変だったので

もう読み返す事はないと思いますが

印象的なセリフの数々については

時折思い出して 教訓にしたいですふんわりリボン

 

 

 

読み終えてから 家を出て

速足で歩いてるうちに

近すぎて普段かえって足を向けない

観光地に突入しました

 

 

 

当地は夜の7時頃でも 公道など

真夜中のような暗さなのですが

そこはさすがに観光客とか

私のようにウォーキングしてる人が割といました

 

 

 

初めての道って楽しいので

もっと遠くまで行けそうでしたが

帰りにタクシー拾うハメになったら

本末転倒ですからハートブレイク

 

 

 

良い処で折り返すと 家を出てから

自宅まで 1時間20分も経ってました

スーパーでチューハイをゲット

(コレのロング缶は すでに売切れの時間帯)

 

 

 

おそうざいも ほとんど残ってません

夕方にちゃんとキャベツを刻んで

お好み焼のタネを 仕込んでおいて良かったです

という訳で 本日もオッサンの晩酌二重丸

 

 

 

(朝食と昼食はもっと手間かけてるのにルンルン