※4日目の午後に撮った画像です。
朝一、娘に付き添ってもらいNTT東日本関東病院にて受診しました。
朝一、娘に付き添ってもらいNTT東日本関東病院にて受診しました。
担当の先生は、女医さん。
自覚症状があった時期、湿疹の有無、ここへ来るまでの経緯、それから発症前からの頭痛と、顎関節あたりの痛みがひどいこと、ふらつきがあることも伝えました。
まず、顔の表情を動かすテストをしました。
おでこにシワを寄せて下さい。←シワ寄らない
目を軽く閉じて下さい。←閉じない
目を強く閉じて下さい。←閉じない
口をイーと広げて下さい。←ピクとも動かない
頬に空気を入れて膨らませて下さい。←空気ダダ漏れで膨らまない
ほぼ動きがないため、重症な顔面神経麻痺という診断結果でした。
この病気の原因は、未だ解明されていないらしいが、ヘルペスウイルスや帯状発疹ウイルスが関与しているとされているため、早期のうちであれば抗炎症薬のステロイドと抗ウイルス薬を同時に投薬する事が有効な治療とされているが、実際のところその効果の有効性についてはエビデンスがないのが現状だとのこと。
また、治療薬の投薬方法についても諸説あるが、経口療法よりも点滴によるステロイドの大量点滴療法が有意に予後が良いという報告があるが、これもまたエビデンスが存在するわけではないとのこと。
ステロイド大量点滴療法を選択した場合は、副作用を考慮した投薬量のコントロールが必要なため、入院が必要とのことでした。
仕事が休めなかったり、入院が難しい人は経口治療を選択される事が多く、実際に点滴との差も絶対ではないため、そこは患者自身で選択する事ができるようでした。
医師におすすめを聞いたところ、最低1週間の点滴療法との回答でしたので、娘と相談して入院して点滴療法することに決めました。
まさかの入院だったので、準備など一切しておらず、おまけに家からは電車で1時間強の距離。
病室から徒歩15分の所に姉が暮らしていたのは、ラッキーでした。
着替えやら、必要な物は姉に揃えてもらえたので、本当に助かりました。
この病気で大きな病院を受診する時は、入院の事も念頭に入れて行かれるといいかもしれません。
血液検査の後、点滴用のラインを取ってもらい、早速病室へ。
四人部屋でしたが、私を含め3人しかおらず、ベッド周りも広々としていました。
部屋には、トイレとシャワールームもあり、シャワーは起床時間から消灯時間までの間は自由に使う事ができました。
その日は、お風呂に入る元気もなかったので、点滴を受けて夕ご飯に少しだけ口をつけた後は、ほぼ横になっていました。
ステロイドの効き目なのか、点滴後それまでの頭痛が少し和らいでいました。
眉のあたりがピクピクする感覚があり、動くかなと思って眉を動かそうとしましたが、全く動きませんでした。
この日、左側の味覚がないことに気がつきました。
それと、塩分の感じ方が何かおかしい。
口に入れた食品の塩分がやたらしょっぱく感じました。
食べる時、うまく舌が動かず唇も閉じないため、小さく少しずつ口に入れないと、口から溢れてしまうので食べる事がとても大変でした。
口も大きく開かないので、唇に調味料や油などが付着するのですが、舌でうまく舐める動作もできないので、ティッシュで拭き取らないとベタベタになるし、まるで赤ちゃんみたい。
食べることが大好きな私としては、本当に悲しくて、つらかったです。