8月22日、再診の日。
左側の顎関節、下顎、後頭部の痛みがひどい。
テグレトールの副作用が怖くて、朝は服用を中止しました。
顔の左側は、全く力が入らず。
鼻を中心に顔を真っ二つにして、左側だけ何をしても本当に無表情。
何これ、どうなっちゃってるの(T ^ T)
薬の効果は、全く感じられないし、ネットで調べれば調べるほど、三叉神経痛というよりは進行具合からして顔面神経麻痺の方がしっくり来る気がしました。
何より三叉神経痛と顔面神経麻痺とでは、治療薬も異なり、初動の対応で予後も変わるという事が一番ひっかかりました。
そんな心配をしていた朝一、姉から連絡がありました。
心配して、ネットで色々と調べてくれたようで、症状が悪化していることを伝えると、セカンドオピニオンを受けなさいというアドバイスをもらいました。
アドバイスというよりは、後悔したくなければ絶対にそうした方がいい、いやそうしろ!といった強い感じ。
顔面神経麻痺だった場合、発症から3日までにステロイド投薬を実施することが予後を大きく左右するため、脳外科的に要因がないと判断されたならば、念のため耳鼻科(顔面神経麻痺は、耳鼻科が専門のため)も受診しておけば安心して治療に取り組めるのでは?という意見でした。
また、顔の事なのでできるだけ後遺症を残さず、早めの完治を目指したいという点においても、できる限りのことはしておいて間違いはないだろうということで、星状神経ブロック注射が行えるペインクリニック科のある大きな病院の方が、治療の選択肢も増えて良いのではないかという話になりました。
まだ2回目の診察で、いきなりセカンドオピニオンの話をするのもなかなか気まづいなぁ…と思いつつも、そこでろくに相談にも乗らず態度を変えたりするような医師であったら、それはそれ同じ医師の元で治療に通ったとしても、良い結果に導いてくれる気持ちがないのだと思うことにして、自分の不安についてぶつけてみることにしました。
診察室に入り、私の顔を見るなり医師は言いました。
あ、顔落ちちゃいましたね。
昨日からですか?だったら昨日来てくれても良かったんですけどね。←21日は、自分の都合が悪いから22日にしてくれと言ったのは先生ですが(−_−;)
うん、顔面神経麻痺です。
お薬変えますね、だいたい1か月くらいで元に戻りますから心配しなくても大丈夫ですよ。
この後、リハビリ科でマッサージの指導があるので受けてから帰って下さいね。
先生は、いたって軽い感じでそう話してくれました。診断がはっきりとして、その後の治療もステロイド服用である説明があったので、セカンドオピニオンの必要について迷いましたが、血液検査もせず大量のステロイド服用という点も不安に感じたので、切り出すことに。
仕事もあるし、顔の事なので早めの完治を希望しています。顔面神経麻痺だと、専門は耳鼻科のようですし、同時にブロック注射治療を受けることを検討したいので、ペインクリニック科のある病院へ通いたい旨伝えてみた。
あぁ、まぁそうですね。
うちでもほぼ毎日診るくらいの症例ですから、わざわざ病院を変える必要もないかなとは思いますけどね。
薬をちゃんと飲めば、皆さんちゃんと完治していますし…ちなみに、希望される病院はどちらですか?
NTT東日本関東病院がペインクリニック科に力を入れているとネットの記事で見たのですが、先生はどう思いますか?他にお勧めの病院があれば、むしろご紹介頂けるとありがたいと伝えると、住まいから電車乗り継ぎで1時間かけてそこへ通う負担に対して、得られるメリットをあまり感じないというような回答が返って来ました。
それなら、むしろ自宅近くの耳鼻科でいいのではないかとのこと。
ただ、患者自身が納得の行く治療をされた方が良いとは思うので、NTT東日本関東病院へ紹介状を書くのは全然構わないとおっしゃって下さいました。
そして、今回は念のためペインクリニック科で話を聞きたいことお伝えし、紹介状を出していただくことにしました。
薬については、その日のうちにNTT東日本関東病院での受診が出来ないため、必要なものを処方してもらって帰宅しました。
調剤薬局で、担当の薬剤師さんから薬の説明を受けた際、今日はもうステロイド点滴は終わってますか?と聞かれ、点滴はしていないと伝えると、昨日受けたんですかね?と再び聞かれ、点滴は昨日も今日も受けていませんがと答えると、点滴しないんだ…とボソボソ独り言?を言っている薬剤師さん。
点滴しないといけないんですか?と聞いてみると、この症状の時は点滴する事が多いので、点滴していたらその日はもうステロイドの服用はしてはいけないので確認したとのこと。
ネットの情報でも、初動の治療は点滴で多めのステロイドを投与するような事が書かれていたのを思い出す。
飲み薬で間に合うんだろうか?
とりあえず、今日で発症から3日目。
ステロイド服用は、ギリギリ間に合ったと思っていいのだろうか。
早くセカンドオピニオンの医師からの意見が聞きたい、もどかしい気持ちでいっぱいになりました。
同じ病になった方のブログを読んでみたり、研究についての書かれた記事を読んでも、治療の方法や薬の量などは様々で、実際に効果にどれくらいの差があるのかも、だいたい何%程度みたいな感じで、明確な結果やエビデンスといったものもないようでした。
そもそも、発症の原因が特定できない場合が多く、原因不明で起こる顔面神経麻痺をベル麻痺と呼ぶらしく、帯状発疹ウイルスの活性化によって引き起こされる顔面神経麻痺はハント症候群と呼ぶそうです。
ベル麻痺は、ハント症候群に比べると予後は良好で、薬を使わなくても完全回復する場合も少なくもないそうです。
それでも、中には後遺症が残ったり、完全回復に至らない場合ももちろんあるようです。
原因も曖昧な分なだけ、結果も人によりけり。
そんな病気なのだな、と思いました。
自分は、どうなんだろう…
そう思うと、尚更後悔しないようにできることはしておきたいと思いました。
迷ったら、ぜひセカンドオピニオンを試してみることをお勧めします。