画像は、自分の写真をイラスト加工したものです。

上は、麻痺が起きる数日前の顔。
下は、2018年8月20日はっきりと自覚症状が出始めた時のものです。

顔の左側を見ると、眉と口元が少し下がっているのがわかります。

それでも、この時はまだ"ほんの少し"といった感じでした。

発症初日8月20日の朝。
舌の左側付け根あたりが、何かピリピリするというか、歯に触れている側面に違和感を感じました。

同時に、水を飲んでも歯を磨いても解消されない口渇と異様な口臭も感じました。

前夜に食べた食事で、舌を火傷でもしたか?など思い返してみたものの、特に思い当たらず。

気持ち悪さを感じながら、午後から入っていた仕事を1つ終え夕方まで様子を見ていると、舌の違和感が痺れであるとはっきり感じるようになりました。

それから1時間経ったころ、左側の上唇にも痺れが広がって来ているのがわかり、頭痛も耳の奥から左側後頭部と顎関節付近が重く痛み始め、鏡を見て顔の左側が全体的少し下がっていることに気づいて写真を撮ったのが添付の画像です。

以前、両親が脳梗塞で入院したことがあり、脳梗塞は身体の左右どちらかに麻痺が出ること、前提として頭痛があること、風邪を引いた時のようなだるさ、ふらつき、吐き気などの症状が現れる事を知っていたので、症状もよく似ていたため当初は脳梗塞を疑って少し焦りました。

けれど、痺れも舌と唇だけで手足にもちゃんと力は入ったし、頭痛がある以外は特にふらつきも吐き気もなく、片足立ちもできる状態。

でも、明らかに自分の身体に異変が起こっているという自覚と不安がありました。

その日、子供たちはバイトで家には私しかおらず、脳梗塞だった場合このまま意識を失ってしまったらアウトだな…そんなことを考えながら、とりあえず病院に行こう!と決心しました。


が、時間は間も無く18時。
しかも脳梗塞を疑うような症状があるような場面で、自分がどの病院にどの移動手段を使って行くのが正解なのか、それが一番悩ましかったですf^_^;

ネットで、何科を受診したらよいか迷った時に、市役所で相談のってくれる窓口がある事を知り、取り急ぎ電話をしてみました。←検索ワードは、#何科を受診するべきか#市町村名でヒットします。迷った時の参考まで☆

相談員の方へ症状を説明し、何科へどのように行けば良いかを相談した結果、脳梗塞の可能性あるためすぐに救急車で大きな病院へ搬送してもらうようアドバイスを頂きました。

しかし、自分が両親の時に見てきた脳梗塞の症状とは、やはり何か違う気がして、救急車を呼ぶ事に躊躇していることを伝えると、人によって症状も様々である事、倒れてからでは遅いという事からやはりすぐに119番への連絡を強く勧められました。

それでも迷うのであれば、#7119救命救急安心システムへ緊急度の判断を含め相談するよう促されました。

救命救急安心システムは、看護師さんや医療従事者の方が症状を聞いた上で、緊急度の判定をした上で必要であれば救急車の手配までが可能です。
市役所の窓口よりは、こちらの方がよりスムーズかと思いますので、緊急度が高そうな時はこちらへの相談をお勧めします☆

私の場合は、6時間以内に脳外科のある医療機関で受診するよう指示があり、自宅近くで夜間対応してくれる病院を大学病院を含め3件紹介して頂きました。

受診の際は、専門医が不在の場合や対応してもらえるか必ず連絡をしてから行くように指示をされました。

ですが、紹介された3件全て担当医の不在や、緊急対応中で手が開かないという理由で受診を断られました。

もしも、紹介された全ての医療機関が対応不可だった場合には、改めて連絡するという事になっていたので、再び安心システムへ連絡し、更に3件紹介して頂きました。

自宅から徒歩5分で、手術可能な入院設備のある脳外科の専門病院で受診可能のお返事を頂き、早速病院へ出向きました。

この頃、頭痛はピークで、まぶたもだいぶ下がって来ていたので、視界も悪く少しふらつく感じがありました。

それでも、手足にはしっかりと力が入っていたので、意識が無くなるというような不安はあまりありませんでした。

病院に着き、救命救急安心システムで緊急性がある症状だと言われた事を伝えた上で、待たされること30分近く。(途中一度だけ、看護師さんが血圧と熱を測りにきました)

やっと診察室に呼ばれました。

頭痛のある場所、痺れのある場所、多少ふらつきがあることを伝えると、MRIで画像を撮ることに。

生まれて初めてMRI撮影をしましたが、音がすごかった(@_@)
耳栓つけてても、脳に響いてくるような嫌な金属音でした。


画像診断の結果、脳には何の異常は見られないということでした。

眉を上げたり、口をイーと開いたり、ほっぺたを膨らませたり、私の顔の動きをみた後、医師は三叉神経痛ではないかと告げられました。

ストレスなどで、一時的に三叉神経が興奮状態になることで、頭痛や痺れが起こるという説明でした。

神経の興奮を抑えるのに効果的な薬として、テグレトールとメチコバール、頓服としてロキソニンと胃薬を処方してもらい、2日後に様子を見せに来るよう指示を受けて帰宅しました。

テグレトールは、副作用としてめまいやふらつきが出る事があり、朝晩飲むのが効果的ではあるけれど、仕事などあってしんどく感じた場合は、夜のみでもかまわないとのこと。

聞いた事もない病名な上、自覚もないのにストレスなど心因的なものと説明を受けたせいか、なんだか急に気分が落ちました。

が、脳梗塞でもなくただのストレスなら心配はないかと安心し、その晩は処方された薬を飲んで就寝しました。

ロキソニンが、全く効かないくらい頭痛と口渇がひどくてつらい夜でした。

眠りが浅く、途中トイレに起きましたがふらつきがひどく気持ち悪いほど。

テグレトールを飲む度に、そんな状態だったのであれは副作用だったのでしょう。

あれは、もう二度と飲みたくないです(T ^ T)