令和6年度行政書士試験合格のロードマップ
1)冬の間は「民法」「憲法」「行政法」
①民法
基本テキスト流し読みからのなんとなくわかったでOK
意思表示あたりからでもいいし、契約各論からでもよい。
【重要論点】
○意思表示、代理、時効、条件期限、取消しと無効、制限行為能力者
○共有、相隣関係、物権変動(不動産、動産ともに)
○抵当権、留置権、非典型担保の譲渡担保
○債務不履行、債権者代位権、詐害行為取消権、保証・連帯債務、相殺、弁済
○売買(手付、契約不適合責任)、賃貸借
○不法行為、不当利得、事務管理
○相続
⇒すぐに過去問演習。アシベツで確認からの5択で理由付け訓練
⇒宅建に比べとにかく条文の重要度が高い。常に六法で確認
②憲法
人権に躓きそうならあえての統治(41条以下)から
ただ、冬は人権を日替わりで有名判例の読み込みから
忘れてもいいから駆け抜ける
有名判例の独特の言い回しを自分なりに翻訳する
(=イメージ化して覚えやすくするため)
③行政法
総論よりも、行政手続法から条文見ながらやってしまう。
行政手続法⇒行政不服審査法⇒行政事件訴訟法を冬の間に一気に
総論と地方自治法は4月くらいからでもよい
④商法・会社法
実は実務でよく使う(定款認証など)
設立や機関に絞って学習する方法もあり
春先の4月以降、憲法、民法、行政法が過去問周回に入ってからでよい
2)一般知識系
①文章理解
冬の間から「公務員試験用文章理解」の「内容一致」「要旨把握」を
1日1題
⇒選択肢の「間違い(誤)」の理由をノートに書く(メモ程度)
⇒解説の指摘との違いがあればもう一度読む
※文章理解の間違い(誤)の選択肢のパターンを覚えておく。
1)本文の内容と逆
2)本文の内容に対して、極端すぎる(~だろうなのに~必ず・・・)
3)A=B、C=Dと記述しているのにA=Dという選択肢
4)AならばBと言っているのにBならばAとなるという選択肢
5)そもそも本文に書いてない(常識的に正しいので誤答する)
⇒文章理解で出てきた曖昧な日本語の意味は調べておく(ネットでいい)
②行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令
夏ごろから行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法を基本テキスト等で確認
⇒模擬試験、予想問題集の徹底活用
※行政書士法は改正された点がズバリ出る可能性ある
また、職務上請求書の不正利用があることから懲戒の手続き(法14条の3)などはしっかり条文を見ておく
③情報通信・個人情報保護
お盆明けから秋にかけて一気に学ぶか、春から少しずつ学習
過去問、模擬試験、予想問題集を網羅すれば問題ない。
IT用語集などは春から何度も眺める。
3)問題演習
①アシベツ
②過去問集
どの出版社(予備校)の物でもよいが、解説がしっかり記述されているものがおススメ
アシベツだけで合格する時代は終わったと考えるのが私見である。
また③模擬試験④予想問題集はできればLEC、TAC、伊藤塾など複数の予備校のものを受検されることをおススメする。
4)基本書
Wセミナーの合格革命
LECの合格基本書
LECのトリセツ
この3冊のうちでフィーリングにあったもの
5)アシベツ
Wセミナーのアシベツ
LECのアシベツ
どちらでも合格のエッセンスは身に付く
6)その他問題集
記述対策はWセミナー、LECどちらでもいい
夏ごろのある程度理解したところから始める
予備校の単科講座で記述対策もおススメ
なお、Wセミナーの「一問一答式出るとこ1000本ノック」は隠れた名著