【宅建】予備校利用をお考えの方 | やぱたんのブログ

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専門学校で20年超講師をしている行政書士・宅地建物取引士です。
また公務員対策として経済・財政、民法、憲法、行政法分野も担当しております。
宅建試験情報、行政書士試験情報、公務員試験情報をはじめ、経済・財政分野の記事も書いてまいります。

 

  宅建予備校利用をお考えの方

 

宅建試験に合格するためには、充分な準備が必要です。以下は、予備校を効果的に活用するための一般的な手順です。ただし、具体的な予備校のプログラムや教材によっては、アプローチが異なる場合がありますので、選んだ予備校の指示にも従うことが大切です。

 

※LEC名古屋駅前本校では、わたくし「やはた」が

 ✅12月12日火曜日

 ✅19時から

 権利関係(民法)第1回の無料体験講義を行います。

 当日使う教材もお渡しできます。

 質問もできますので、奮ってご参加ください。 

 

 

 

  1.受験要領の確認:

 

 まず、宅建試験の受験要領や試験の構成を確認してください。どの科目が含まれているか、各科目の配点はどれくらいかなどを理解することが大切です。

 宅建試験は毎年10月の第3日曜日の午後1時から午後3時(登録講習修了者は午後1時10分から午後3時)に行われます。全問マークシートの4択で50問の出題になります。

 科目は、

 1)権利関係14問

 2)法令上の制限8問

 3)税金2問

 4)価格の評定1問

 5)宅建業法20問

 6)その他の分野5問

の計50問です。宅地建物の取引に関する実務に就いている方で、国土交通大臣登録の講習を受講し、終了した方は

 6)その他の分野の5問が免除

され、合格最低点が5点低く設定されます。

 

 

  2.学習計画の作成:

 

 予備校に入る前に、自分のスケジュールに合わせた学習計画を作成しましょう。各科目に十分な時間を割り当て、復習や模擬試験の時間も確保しましょう。

 校舎ごとのスケジュール、講義コマ数、急な転勤・転居でも対応できるかなどを予備校のスタッフに良く聞きましょう。

 

 

  3.予備校の授業:

 

 予備校の授業には真剣に取り組みましょう。講師の説明をよく理解し、分からない点は積極的に質問しましょう。また、出席や宿題の提出を怠らないようにしましょう。

 講師や教材の相性もあります。無料体験などを積極的に活用し、相性がいい、続けられそうだと思ったら入校して最後まで頑張りぬく気力が必要です。

 

 

  4.教材の徹底利用:

 

 予備校が提供する教材を有効に利用しましょう。教科書や問題集、過去の試験問題などを繰り返し解くことで、理解を深めることができます。

 予備校の提供する資料で充分合格できます。むしろあれもこれも買い増してかえって消化不良になり、低位の得点で伸びない要因を自ら招いてはいけません。どのテキスト、過去問でも合格できますが、当然ながら、どのテキスト、過去問であっても、全範囲を完璧に網羅しているわけではありません。むしろ、手持ちの教材を100%仕上げることで、満点は目指せませんが、どんな問われ方をされても合格点は超える学習が可能です。

 

 

  5.模擬試験の受験:

 

 実際の試験と同じ状況で模擬試験を受験することで、試験に対する抵抗感を減少させることができます。模擬試験の結果を分析し、弱点を特定して対策を講じましょう。模擬試験は会場受験がおススメです。予想外の出来事、隣の受験生は選べない、独特の雰囲気の中で感じるプレッシャーなど貴重な本試験疑似体験ができます。

 なお、結果は「健康診断」と思い、自分の弱点把握に努めましょう。問題ごとの正答率が分かるので、正答率が高いのに自分が間違った分野を集中して復習に取り組むと模擬試験の効果が本試験に反映されます。

 

 

  6.定期的な復習:

 

 学習した内容は復習しないと忘れやすいです。定期的に復習を行い、知識を定着させるように心がけましょう。過去問10問飛ばし、過去問の問題⇒即解説読み込みローラー作戦などで多くの過去問に当たり、模擬試験で改正点や最新出題パターンを把握します。

 

 

  7.相互学習:

 

 仲間と協力して学習することも重要です。グループで勉強会を開催したり、質問し合ったりすることで理解が深まります。ただ、中にはネガティブな文句ばかりのグループも存在します。一緒に受講しようとか一緒に休もうとか、教材だけ一緒に取りに行こうなど、行動まで一緒にしようというグループは多くが全員落ちています。行動はそれぞれ、でも疑問質問を共有し、それぞれの得た知識を共有するだけのグループであれば効果的です。

 また、無言勉強会やzoom勉強会なども効果的です。ヴァーチャル自習室のような空間で緊張感を持って互いにライバル視して頑張りましょう。

 

 

  8.体調管理:

 

 健康な体調は学習効果に直結します。十分な睡眠やバランスの取れた食事、適度な運動を心がけましょう。試験当日や試験直前に体調を崩してはなんにもなりません。

 

 

  9.質問:

 

 分からないことがあれば、すぐに質問することが大切です。疑問点を放置せずに解決することで、理解が進みます。せっかく予備校を利用しているので、講師の知恵を拝借しましょう。質問に耐えうる講師かどうかも予備校選びのポイントです。

 

 

  10.最終スパート:

 

 試験前には最終的な仕上げとして、苦手な科目やポイントを重点的に復習しましょう。全範囲全問をやり切ることを目標に直前1か月は学習しまくりましょう。