登山シーズンですね | 環境な人たち集まれ

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 人間修行中の佐藤高伊が趣味となった自転車から環境問題を(たまに)考える!!

去年の富士山レポートがまだできていないことに焦りつつ、佐藤高伊です。

8月ですね。今年も夏山のシーズンです。特に日本で一番多くの登山者が登るという山、「富士山」気軽に登れると思っている人も多いですが勘違いしていませんか?

富士山はかなり危険な山ですよ。

富士山が危険な理由
・標高が高いので天気が変わりやすい
・バスで5合目まで行くので高山病にかかりやすい
・登山者は軽装で行く傾向にある
・凹凸がないので雷が鳴った時に隠れる場所がほとんどない
・他の登山者からの落石が危険
・夜明け前の山頂が混雑する
・周りに山がないので風が強いことが多い

特に気温はかなり致命的になりえます。8月の第1週だと天気にもよりますが昼間の最高が5~18℃くらいです。8月の後半ともなれば夜は氷点下になることも。防寒対策は重要です。


お勧めする持ち物(5合目から登る場合)

・登山計画書(事前に提出する)
・十分な水(1~1.5Lあれば大抵の人は5合目から山頂を往復できます)
・防寒具(フリースなど)
・上下の分かれたレインコート
・そこのしっかりした靴(足首まで覆いのあるもの)
・ヘッドライト
・食糧3食分くらい
・酸素のスプレー
・消毒薬、包帯
・ごみ袋

あるとよいもの
・地図
・コンパス
・虫よけ
・レスキューシート
・手袋or軍手
・スティック

富士山は道が割と整備されており、必ずしも登山靴をはく必要はありません。むしろなるべく軽いほうが足にかかる負担は小さいわけです。
また、五合目以上には人がたくさんいますし、高い木はほとんどありません。ガスが出ない限り、道に迷うことはないでしょう。
食糧が尽きたらほぼ終了です。道は長いのであきらめて引き返しましょう。山小屋で買えることもありますが、平地の数倍の値段ですし量もないので期待してはいけません。
ペースをまもることも大事です。上に登れば登るほど空気が薄くなり、心臓や肺に負担がかかります。そんななか、走ったり無理をするとたちまち脳に酸素が足りなくなり高山病になります。

最近では素人が富士山に登ることが多く、「平気で石を蹴り落としてゆきます」時にはこの石が転がっていき、下にいる人にぶつかり、死傷するケースがあります。山での落石は非常に危険です。決して石を投げたりけったりしないようにしましょう。

ここに書いてある通りに装備をもって、山に向かったとしても必ず登頂できるわけではありません。
当然ですね。自然に絶対はないのです。そんな時はあきらめて引き返しましょう!自然を楽しむという気持ちも大事です。

特に山頂に厚い傘がかかっている場合は山頂が雨の確立が高く要注意です!
雷が鳴ったら、すぐに山小屋に退避しましょう。


では、今年も快適な夏山登山を☆
(責任は取りませんが)

そして昨年の8月3日に山0合目から頂を目指した佐藤が、どういう結末を迎えたのかについてはもうしばらくお待ちください。