【アメノトリフネ/国譲りで活躍した航海守護神】 | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

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日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

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【アメノトリフネ/国譲りで活躍した航海守護神】


アメノトリフネノカミ(天鳥船神)は、「国譲り」の際に高天原から派遣されたタケミカヅチ(建御雷神)と共に降臨した神で、その名の通り「船」や「航海」を司る神様であり、国譲りの成功に尽力しました。

 


別名をトリノイワクスフネノカミ(鳥之石楠船神)とされ、この場合の意味は「石のように固い楠で作った、鳥のように早く進む船の神」であると読み取れます。

 



『古事記』によると、トリノイワクスフネノカミは、「神産みの段」にイザナギとイザナミの間に産まれた神として記載されています。

 

前述の通り、「国譲り」と呼ばれる葦原中津国平定の段では、アメノトリフネがタケミカヅチと共に葦原中国に派遣されました。

 


オオクニヌシとの交渉をはじめたタケミカヅチでしたが、「我は交渉せず。我が子コトシロヌシが代わりにお応えします」と、オオクニヌシが御子神に託したので、交渉のためコトシロヌシを連れてきたのがアメノトリフネでした。



『日本書紀』の同段ではアメノトリフネは登場せず、コトシロヌシに派遣されたのもイナセハギ(稲背脛)という別の神で、イナセハギは「クマノモロタブネ(熊野諸手船)、またの名をアメノハトフネ(天鴿船)」という船に乗っていったとあり、神の名前ではなく船の名前として記されています。

 

このアメノトリフネの別名とされるクマノモロタブネはコトシロヌシをお祀りする美保神社(島根県松江市)の諸手船神事の元となっています。

 



国譲りの際に高天原の神々が派遣した神は、アメノオシホミミ、アメノホヒ、アメノワカヒコと三度失敗に終わっていましたが、四度目に派遣された神がタケミカヅチとアメノトリフネであり、この二柱の神によって葦原中津国の平定が無事に成し遂げられたことを見ると、アメノトリフネはかなり重要な役割を担った神様であると言えますが、主神としてお祀りする神社自体はそれほど多くはなく、息栖神社(茨城県神栖市)では相殿神として祀られています。

 



各伝承にて、タケミカヅチ、フツヌシ、アメノトリフネ、イナセハギ、アメノヒナドリなど、「国譲りの成功」で重要な役割を果たした神がいますが、航海の安全、つまり制海権がなにより重要であったことを意味しているのがアメノトリフネの存在であると思います。



◆アメノトリフネをお祀りする神社

息栖神社(茨城県神栖市)
神崎神社(千葉県香取郡神崎町)
隅田川神社(東京都墨田区)
石船神社(茨城県東茨城郡城里町)
大鷲神社(神奈川県横浜市南区)
鳥船神社(埼玉県所沢市)

 

 

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