【和気清麻呂/道鏡に抗った日本救国の忠臣】 | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

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日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
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【和気清麻呂/道鏡に抗った日本救国の忠臣】


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和気清麻呂(わけのきよまろ)は奈良時代末期から平安時代初期にかけての貴族、高級官僚で、磐梨別乎麻呂(または平麻呂)の子とされ、一般的には道鏡が皇位に就こうとした「宇佐八幡宮神託事件」と呼ばれる政治的な事件での活躍が知られています。



761年頃より「46代称徳天皇(重祚して48代孝謙天皇・上皇)」と深い関係を持ち、寵愛される形で政治的な地位を高めていった僧侶「道鏡」。

 


神護景雲3年(769年)に、さらなる絶対的な権力を欲した道鏡は、宇佐八幡宮(大分県宇佐市)のご神託を受けて「皇位継承者」となることを画策します。

 


その事実を確認しに称徳天皇によって派遣されたのが和気清麻呂。

 


清麻呂は出発にあたって、道鏡から吉報をもたらせば官位を上げる(大臣に任官するとも)旨をもちかけられたといいます。

 


しかし、道鏡の思惑とは正反対のご神託を持ち帰った(皇室の人間以外を皇位継承者としてはいけない)ため、道鏡に妬まれてしまうことに。

 


八幡神のご神託で皇室の人間以外の皇位継承者を否定され、道鏡の勢いに歯止めが掛けられましたが、この日本の國體を揺るがした大きな政治的大事件が「宇佐八幡宮神託事件」です。



この結果に天皇は当然ながら「激怒」されます。

 

そして、清麻呂に新しい名前として『別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)』という「醜い名前」を与え、強制的に改名させました。

 

なお、清麻呂は改名のみならず大隅国へ流罪となったほか、清麻呂の姉である広虫も『別部広虫売(わけべのひろむしめ)』という醜い名前をやはり付与されるという「制裁」を与えられました。

 


称徳天皇は、宇佐八幡宮神託事件の翌年770年に崩御され、後ろ盾を無くした道鏡が失脚したことで、清麻呂は再び朝廷の中に戻ることを許され、桓武天皇の時代を中心に高級官僚として大いに活躍し、豊前守、美作国・備前国の国造として、また摂津大夫・民部大輔・中宮大夫・民部卿などの朝廷内の要職を歴任します。

 

城京から長岡京への遷都時には、「造宮大夫」として建設事業に関わるなど、むしろ奈良時代が終わってから、遷都を巡るあわただしい動きの中で重要な役割を果たした人物であり、功績という面では「宇佐八幡宮神託事件」の紆余曲折のみならず、これらの後年の政治的役割も大きな存在となっています。



江戸時代末の嘉永4年(1851年)、121代孝明天皇は和気清麻呂の功績を讃えて神階正一位と護王大明神の神号を贈りました。

 

また、明治31年(1898年)には、薨後1100年を記念して、贈正三位から位階を進め、贈正一位となりました。



また、出身地の岡山県和気町には、和気氏一族の氏神である和気神社があり、和気清麻呂・和気広虫が祀られ、ゆかりの寺として実成寺もあります。

 


配流先とされる鹿児島県霧島市にも和気神社がありご祭神として崇敬されています。

 


清麻呂は楠木正成などと並ぶ勤皇の忠臣と見なされ、戦前には十円紙幣に肖像が印刷されるほどで、現在も東京都千代田区大手町の大手濠緑地や、岡山県和気町の和気神社境内など、各地に銅像があり、未だに親しまれています。



ある時清麻呂は脚が不自由になって起立できなくなってしまいましたが、なんとか八幡神に拝礼しようとして輿に乗って出発しました

 


豊前国宇佐郡楉田村(現在の大分県宇佐市和気近辺か)に至ると、300頭の野猪が現れて道を挟んで列をなし10里ばかり前駈して山中に走り去りました。

 


これを見て人々は不思議に思い、神社に参拝すると清麻呂はすぐに立って歩けるようになっていました。

 

この伝説の縁から、護王神社・和気神社・御祖神社などでは狛犬の代わりに「狛猪」が置かれています。

 


福岡県北九州市の足立山妙見宮の伝承によると、皇位継承者として否定された道鏡は怒って、清麻呂の足の筋を切り、大隈(鹿児島県)へ流しました。

 

その途中、宇佐の海辺の村にたどり着いた清麻呂のもとに、200頭ばかりの猪が突然現れ、彼を宇佐神宮まで連れて行きました。

 

そこで清麻呂は、「企救郡(小倉南区)の山の下の温泉に入りなさい。」という神のお告げがあったので、言いつけ通りにすると足の傷がよくなったと言うことです。

 


また、足が立って山に登ったので、この山を「足立山」と呼ぶようになったとも伝えられ、清麻呂の足の傷を治した伝説の温泉は、足立山の麓に、今も「湯川(小倉南区)」の呼び名で残っています。




【別称】
和気清麻呂という名前は、晩年のもの
・磐梨別公
・藤野別真人
・吉備藤野和気真人
・輔治能真人
・輔治能真人清麻呂
・別部穢麻呂

【祀られている神社】
和気神社(岡山県和気郡和気町)
和気神社(鹿児島県霧島市)
足立山妙見宮(福岡県北九州市小倉北区)
護王神社(京都市上京区)
など

 

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