【岡湊神社(おかのみなとじんじゃ)】(福岡県遠賀郡芦屋町) | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

八百万の神の浮世絵師 持田大輔

日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

【岡湊神社(おかのみなとじんじゃ)】(福岡県遠賀郡芦屋町)


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約1,800年の歴史を誇り『日本書紀』などにも記載される芦屋町の産土神社「岡湊神社」。



岡湊神社の鎮座している地は、『日本書紀』巻第八の仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の条に記される「崗の浦(芦屋の古称)」とされています。


創祀は不詳ですが、オオクラヌシ(大倉主命)、ツブラヒメ(菟夫羅媛命)の二柱を主祭神としている、芦屋町の産土神です。



仲哀天皇8年(199年)の春、正月、仲哀天皇は、熊襲征伐のため親征し、筑紫(九州)に向かいましたが、岡県主の祖である熊鰐(くまわに)が、天皇の車駕が来ることを聞きつけ、500本の榊を9艘の船の舳先に立て、上枝に白銅鏡、中枝に十握剱ぎ、下枝に八尺瓊を掛け、周芳の沙麼の浦(山口県防府市佐波か?)にて出迎え、魚と塩が取れる土地を御領として献上し、筑紫(九州)の航路を伝え、船を導きます。

 


そして北九州市の遠見ヶ鼻から、岡浦(遠賀郡芦屋町)に入りますが、水門に進むと船が進まなくなります。

 


仲哀天皇は、熊鰐に「あなたは明き心でもって参上したのになぜ船は進まないのか」と問います。

 


熊鰐には、「私のせいではなく、この浦うらに男女の二柱の神がいます。男神をオオクラヌシ、女神をツブラヒメと言います。この神の御心によるものと思います。」と答え、仲哀天皇は、二柱の神に祈祷するため、倭国の菟田の人のイカガヒコ(伊賀彦)を神官とし、神事を執り行うと、すぐに船は進むことができました。

 


一方、別の船で南の航路の洞海(くきのうみ)から入った神功皇后も、潮が引いて干潟となったため進むことができなくなっていました。

 


熊鰐は、洞海の河口に急ぎ戻って、皇后を迎えました。

 

そして、畏れかしこまり、心を和ませるため魚沼・鳥池を作り、魚と鳥を呼び寄せます。

 

その魚と鳥たちが遊ぶのを見て、神功皇后の怒りはようやく解け、潮が満ちた後、岡津(おかのつ)に入り泊ったとされてます。



古来、「大倉社(おおくらしゃ)」と称しましたが、後にスサノオを配祀するようになり、「祇園大倉社(ぎおんおおくらしゃ)」、「祇園宮寺(ぎおんぐうじ)」、「祇園社(ぎおんしゃ)」と称されるようになりました。

 


元は、大城の東北、入海にさし出た岡の上(遠賀郡屋町芦屋月軒)に鎮座していたと伝えられ、時代不詳ながら現在地に遷座しました。



往古は、神領も広大で、神宝も数多く有していたものの、戦国時代の天正14年(1586年)薩摩の島津義弘(しまづよしひろ)軍が筑前に侵入し、大友宗麟(おおともそうりん)軍と交戦した際、戦禍を被り、社殿・社宝等をことごとく焼失してしまいます。

 

翌天正15年(1587年)豊臣秀吉(とよとみひでよし)の九州平定の後は、神領も没収され、祭儀も衰え、30人の社人も糊口を凌ぐために念仏の徒となってしまいました。



正保2年(1645年)6月神殿を再建。延宝6年(1678年)2月、筑前国の第三代藩主、黒田光之(くろだみつゆき)公より社領6000坪「神の松原」を賜たまわります。

 


当時、代官であった花房源右衛門(はなぶさげんえもん)は、社の復古を謀り、国主に更なる請願をしました。

 

神殿を修繕し、拝殿を建て、絶えていた祭儀の復興などに尽力し、漸く旧観に復しました。宝暦9年(1759年)11月に拝殿を改築。文化5年(1808)11月にも修営します。

 



故事により、厄除・身代わり・交通安全の神として信仰を集め、毎年4月29日には伝統行事の「あしや人形感謝祭」が行われます。

 


7月中旬の土日には2基の山笠が博多人形を乗せて町内を練り歩く「祗園山笠」や、10月15・16日には例大祭が開催されます。

 


境内にはたくさんの文化財があり、商人から寄贈された「式日献燈」(石燈籠)や、北白川内親王の書による扁額(神社の表札のようなもの)は大変貴重なものです。

 


宮司邸内にある「千光院大蘇鉄(福岡県天然記念物)」は「島原の乱」を鎮圧した際に原城内から黒田藩士が持ち帰ったもので、樹齢400年以上といわれています。



境内には、明治神宮外苑と同じ親木の「なんじゃもんじゃ(和名:ヒトツバタゴ)」の木が大小200本近く植えられています。

 

なんじゃもんじゃは白くてふわふわとした、とてもきれいな花が咲く木で、4月上旬〜5月下旬には雪が積もったような純白の花を咲かせ、葉の緑とのコントラストは絶景です。




◆ご祭神
主祭神
大倉主命(おおくらぬしのみこと)
菟夫羅媛命(つぶらひめのみこと)

配祀神
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
神武天皇(じんむてんのう)

 

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