【タケミカヅチ/国譲りの使者として派遣された武と剣の神】 | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

八百万の神の浮世絵師 持田大輔

日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

【タケミカヅチ/国譲りの使者として派遣された武と剣の神】


@art.mochida.daisuke

 


タケミカヅチは高天原最強の剣と武の神で鹿島神社総本山の鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)のご祭神であり、「鹿島神・鹿島さま・鹿島明神」の名で知られています。出雲の武神タケミナカタと並び相撲の祖神とされるほか、剣の神フツヌシと共に、武運、必勝祈願の神として武道場に祀られることも多いです。

 


『古事記』によると、創造の夫婦神イザナキとイザナミでも難産だったのが火神ヒノカグツチでした。この神は生まれた時に母イザナミに大火傷を負わせ、その火傷が原因でイザナミは死んでしまいます(神避り)。愛する妻を失ったイザナキは怒り、息子ヒノカグツチを十拳剣で斬り付け、その十拳剣に付いたヒノカグツチの血が、岩に滴り落ちて産まれたのがタケミカヅチです。

 


このタケミカヅチは国譲りの際、高天の原の4番目の使者として出雲のオオクニヌシと交渉をした神でもあります。

 


また、地震を鎮める神とも言われ、古来より地震を引き起こすオオナマズを踏みつけ、地震を制御し、鎮める役割も担っていると考えられてきました。前述のように剣ついた血から化生したので剣の神様であり、フツノミタマや『日本書紀』に出てくる剣の神フツヌシは、タケミカヅチの別名ともされています。

 


国譲りの為にアマテラスが幾度も使者を遣わせますが、ことごとく失敗に終わりました。

 


しかし、最後に交渉をまとめ国譲りを成功させたのが武神タケミカヅチ。武神でありながら武力を行使せず次のようなアマテラスの言葉を伝えました。

 


「我は高天原からの遣いである。汝がうしはける(領有している)この葦原中津国は、我が御子の知らす国と仰せである。汝はどのように考えるか。」

 


この「うしはける」(領はける)とは、争う事、武力によって国を治めることを意味し、うしはくがまかり通ると、民衆は権力者や強者の所有物になってしまい、いわゆる独裁国家となります。

 

これからは独裁ではなく「シラス国」だと仰ったのです。

 

これは天津神の御心と一つになり、自然の摂理に逆らわず、国の大事は広く民に知らし、民の為の民衆が主役となる慈愛に満ちた国のことです。

 

この言葉を聞いてオオクニヌシは信頼する息子たちに決断を委ねます。

 


タケミカヅチは、早速オオクニヌシの息子の一人であるコトシロヌシと交渉すると、コトシロヌシは「我が国は天津神に譲りましょう」とすんなり受け入れたのです。

 


しかし、それを聞いていたもう一人の息子タケミナカタが、大岩を軽々持ち上げてやって来ると「誰だ、我が国に来てコソコソしているのは!我と力比べをしようではないか!」と勇み足で迫り、タケミカヅチに抵抗したのでした。

 

こうして、力比べで互いに組み合うタケミカヅチとタケミナカタ。この時の力比べが相撲の起源と云われ、出雲が国技相撲の発祥の地である由縁です。

 


両者は互いに組み合いますが、タケミカヅチの手が氷になったり、剣になったりしたのでタケミナカタは恐れ屈服し、敵わぬとみるや諏訪の地に逃げ込み降参しました。

 

負けを認め、軍配はタケミカヅチに上がり、国譲りの交渉は成立したのでありました。

 


タケミカヅチは、武力のみに頼るのではなく、忠義に従い、アマテラスから言い渡された言葉をしっかりと伝え、天津神の御心と一体となり交渉し、それでも交渉が滞った時には、無駄な武力を使わず力比べで解決しタケミナカタを納得させました。

 


また、タケミカヅチは勝負に勝つ事よりも、勝った後に遺恨が残らないように相手の力を受け止め、まさに横綱相撲を行なったともいえます。

 


もし、ここで圧倒的な武力によって国を奪ったならば、それは「うしはく」の国造りと何も変わりません。

 

タケミカヅチは、そのことをよく分かっていたのです。まさに徳を備え、戦わずに勝利を掴む武神がタケミカヅチです。

 



【タケミカヅチ荒魂】正義
和合・人を活かす時です
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自分を過信し、力で相手を押さえ込もうとしていませんか?
正義を振りかざす事は、同時に相手を否定する事にも繋がります。
周りが見えなくなっているかもしれません。
相手を打ち負かすよりも、和合することが大切です。


【神格】
剣神、武神、軍神、雷神



【祀られている神社】
鹿島神社 (茨城県鹿島市)
春日大社 (奈良市春日野町)
石上神宮 (奈良県天理市布留町布留山)
真上神社 (秋田県男鹿市)
古四王神社 (秋田市寺内字児桜)
鹽竈神社(宮城県塩釜市一森山)
椋神社 (埼玉県秩父郡吉田町)
益子 鹿島神社 (栃木県芳賀郡益子町)
御穂神社 (東京都港区芝)
鹿島神社 (島根県出雲市)

 

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