【アメノカク/天安河の天石屋に派遣された神】 | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

八百万の神の浮世絵師 持田大輔

日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

【アメノカク/天安河の天石屋に派遣された神】


@art.mochida.daisuke

 


葦原中国(出雲)平定の為に高天原から神が派遣されましたが、アメノホヒ、アメノワカヒコと続けて失敗してしまいます。

 


そのため高天原の神々は会議を開き第三の使者を誰にするか話し合いました。

 


この会議の結果、推挙されたのが剣の神イツノオハバリ(アメノオハバリ)です。

 


イツノオハバリは天安河の河上の天石屋にいましたが、逆さまに天安河の水をせきあげて道を塞いでいるため、誰もイツノオハバリのもとに出向くことができませんでした。

 



この天安河の河上にある天石屋にたどり着くことが出来る唯一の神として、イツノオハバリのもとに遣わされたのがアメノカク(天迦具神)です。

 


アメノカクはイツノオハバリの元にたどり着き、前述の通り葦原中つ国平定の交渉役を依頼しますが、イツノオハバリは息子であるタケミカヅチの派遣を申し出ました。これによりタケミカヅチはアメノトリフネを従えて葦原中つ国の平定に乗り出し、無事に国譲りという大任を全うしました。

 

 

この高天原の神々の大願であった国譲りの陰の功労者と言える存在がアメノカクと言っても過言ではないでしょう。

 


アメノカクの名前の意味の「天之(アメノ)」は「高天原」と関係することを表しているとされますが、「迦久(カク)」の解釈には諸説あります。

 

 


アメノカクが剣の神イツノオハバリの元に遣わされたことから「刀剣にまつわる神」とする説や、輝く意で刀剣の輝きを表すとする説、また、鹿児(かこ)の転じた語で、鹿の神と捉え、水を飛び越えることのできる鹿の跳躍力、もしくは鹿が泳ぎを得意とすることによる命名とする説、水手(かこ)すなわち船頭の意とする説などがあります。

 


鹿が水を渡ることを得意とすることは古代から知られていて、『摂津国風土記』逸文(雄伴郡)『播磨国風土記』飾磨郡などにも描写されています。

 

また、『日本書紀』応神天皇十三年九月条には、角のついた鹿の皮を着た人々が海を泳ぐ描写があり、これらの一族の信仰していた神であるとも考えられます。

 



その他にも、アメノワカヒコが高天原の神から賜った天加久矢(あめのかくや)の神格化ともいわれています。

 

この矢は天波々矢(あめのははや)ともいわれ、高天原の使者であるキジノナキメを射殺した矢として有名ですが、その後にアメノワカヒコ自身も天加久矢に貫かれて死んでしまいました。

 



このように高天原の神々が使った呪物である弓矢の象徴ともされるアメノカクは、呪力を以てイツノオハバリとの交渉にあたることができた、鹿の装いのシャーマン(巫女)の神とする説もあります。

 

 

 

 

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