【枚聞神社(ひらききじんじゃ)】(鹿児島県指宿市)
鹿児島県指宿市の薩摩半島南部にある枚聞神社は、創建年代が分からないほど古くから鎮座しているとされている薩摩国一宮の式内社です。
参道と社殿を結ぶ線の延長上にある薩摩富士と称えられる開聞岳(かいもんだけ)をご神体とし、開聞岳の山頂には奥宮御岳神社が鎮座されていることから、古代より山岳信仰に根ざした神社であったと考えられます。
歴史書の『日本三代実録』によると貞観2年(860年)に「開聞神」が従四位下を賜り、延長5年(927年)の『延喜式神名帳』にもその社名が記載され式内社に列しました。
この開聞神として、太陽神オオヒルメノムチがお祀りされていますが、薩摩富士と呼称される開聞岳の美しい姿から山と花の女神コノハナサクヤヒメの信仰とも結びつき、枚聞神社のご神体になったとも伝わります。
また、開聞岳が薩摩半島の最南端にあるため、海上交通における大事な目印とされ、その名の「かいもん」は「海門」が語源とも伝わり、夫である山幸彦に本来の姿(八尋鰐)を見られたことを恥じて「海門(海坂)」を塞ぎ、実家の海神宮(わだつみのみや)に帰ったのがトヨタマヒメ。
そのため現在、主祭神として祀られているオオヒルメノムチは一般的にはアマテラスの別名ですが、コノハナサクヤヒメともトヨタマヒメとも謂われています。
太陽に使える巫女を意味するオオヒルメノムチは一般的にはアマテラスと言われていますが、コノハナサクヤヒメかトヨタマヒメであるという説は興味深いです。
外洋に面した立地なので古くから「航海神」としても崇められ、竜宮城の地とも言われていて、江戸時代以降は琉球からの使節の崇敬も集めるようになりました。
大正14年8月の「枚聞祭神調書」によれば、当神社は後鳥羽天皇の文治の頃から後陽成天皇の慶長4年までは、和田都美神社と称せられていたと伝えているので、当時の祭神は海神ワダツミであったと思われ、「神名帳頭注」(1503年)も和田都美神としていいます。
「一宮記」にも「和田都美神社、枚聞神と号し」との記述がありますが、祭神は導きの神シオツチノオジ、サルタヒコとなっています。
「三国名勝図会」と「神社撰集」は共サルタヒコを祭神とし、明治維新の「廃寺方被仰渡」ではクニノトコタチ、オオヒルメノムチ、サルタヒコの三座を祭神としていました。
このように、この美しい山をご神体として奉じる枚聞神社は山岳信仰はもとより、航海の守護神、導きの神として永く薩摩の地を見守ってきたお宮ですが、戦国時代に入ると、島津家の家臣による「お家騒動」に巻き込まれ、戦火により社殿を失いました。
その後すぐに島津氏の庇護を受けて再興し、現在の社殿は慶長15年(1610年)に島津氏第17代当主である島津義弘(しまづよしひろ)が寄進したものを天明7年(1787年)に第25代当主島津重豪(しまづしげひで)が改築した物です。
◆ご祭神
主祭神
オオヒルメノムチ(コノハナサクヤヒメ?、トヨタマヒメ?、サルタヒコ?、シオツチノオジ?)
配祀神
宗像三女神
アメノオシホミミ
アメノホヒ
アマツヒコネ
イクツヒコネ
クマノクスビ
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