【アメノミナカヌシ/天地創造の神】 | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

八百万の神の浮世絵師 持田大輔

日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

【アメノミナカヌシ/天地創造の神】


@art.mochida.daisuke
『古事記』において天地開闢の時に一番最初に現れた神様がアメノミナカヌシ。

 

続いてタカミムスビ、カミムスビが現れ、すぐに身をお隠しになりました。

 

 

この三つ柱の神々を総称して「造化三神(ぞうかさんしん)」と呼び、

 

造化三神は男性女性の区別がない独神(ひとりがみ)であり、

 

最初に生まれたアメノミナカヌシはこの三柱の創造神の中でも中心的存在。

 

なので中心に引き寄せる力を現して描いています。

 

 

創造神と言えども、直接的に造化三神が何かを作ったとは

 

『古事記』などに記されてるわけでは無いので、

 

とらえどころが非常に難しい存在でもあります。

 

この三柱のの神々を、原子核を構成する「陽子(タカミムスビ)」

 

「中性子(アメノミナカヌシ)」「電子(カミムスビ)」という風に捉えると、

 

電子と陽子は互いにプラスとマイナスの電荷を持つので、

 

反発し合うタカミムスビとカミムスビ。

 

その中心にアメノミナカヌシがいて原子核が構成されているとイメージする事も出来ます。

 

アメノミナカヌシをはじめとする造化三神は、森羅万象が内包している

 

「エネルギー」という側面もあると考えられ、アインシュタインが提唱した

 

相対性理論によるE=mc2では、Eはエネルギー、mは質量、cは光の速度を現します。

 

これは「質量(物体)が光の速度を超えれば、

 

質量はエネルギーに変わりうる」という事を表しています。

 

つまり、ありとあらゆる物質にエネルギーが内包していて、

 

そのエネルギーの象徴が造化三神でありアメノミナカヌシではないでしょうか。


『古事記』によると「造化三神は、皆独り神(ひとりがみ)と成り、身を隠した」と記述されるのみで、

 

現れてすぐにお隠れになるという点は、そのまま読むと難解な存在ですが、

 

この「隠れた」という漢字は、単に隠れたという意味ではなく、

 

大事に包み込んだという意味もあります。

 

その意味でとると「身」を「隠した」という事は、「造化三神が自身の体の中に、大事に包み込んだ」となり、

 

我々のいる宇宙も全て「神の体の中」にあると解釈も出来ます。

 

この宇宙そのものというより、それを超える果てしない巨大さ、

 

偉大さを持った神様とも考えられ、まさにアメノミナカヌシ(天之御中主)は、

 

その名を「天の中心の主」と書きます。


果てしなく広がる宇宙(空)を見上げて、古代の人々は深遠で偉大な神々と繋げていったのでしょう。





【神格】
宇宙の根源神

【御利益】
安産、長寿、招福、出世開運、学業上達、技術向上、縁結び、海上安全、厄除け、病気治癒、中風病退除、養蚕守護、諸願成就開運招福

【別称】
天御中主神 高木神

【祀られている神社(タカミムスビ、カミムスビ含む)】
秩父神社 (埼玉県秩父市)
水天宮  (福岡県久留米市)
神戸水天宮 (兵庫県神戸市)
沖端水天宮 (福岡県柳川市)
水天宮平沼神社 (神奈川県横浜市)
水天宮 (東京都中央区日本橋)
久米水天宮 (埼玉県所沢市)
葛城神社妙見宮 (福岡県築上郡築上町)
日高神社 (岩手県奥州市)
四柱神社 (長野県松本市)
木嶋坐天照御魂神社 (京都府京都市)
日野宮神社 (東京都日野市)
相馬中村神社 (福島県相馬市)
千葉神社 (千葉県千葉市)
八代神社 (熊本県八代市)など
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