【大門神社(おおとじんじゃ)】(福岡県糸島市芥屋) | 八百万の神の浮世絵師 持田大輔

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日本最古の歴史書『古事記』を題材に絵を描き活動しています。
八百万の神々が織りなす天地創造、天岩戸伝説など神様の喜怒哀楽が記された神話を少しでも多くの方に知って頂きたいと思います。

【大門神社(おおとじんじゃ)】(福岡県糸島市芥屋)

 

 


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福岡県の西部にある糸島市の芥屋の大門(けやのおおと)公園に鎮座する大門神社。


大門公園は、玄海国定公園の中にある公園で、

 

海上に突き出た大門崎の先端に大きな海蝕洞窟である大門(おおと)があり、

 

佐賀県唐津市の「七ツ釜」、兵庫県豊岡市の「玄武洞」とともに

 

日本三大玄武洞(げんぶんどう)の1つとされ、その中でも最大の規模を誇る壮大な物です。


この洞窟は、国内最大級の玄武岩の海蝕洞として国の天然記念物に指定されています。

この大門をご神体として鎮座しているのが大門神社ですが、

 

写真の鳥居以外は社殿や拝殿といった神社建築物は一切ありません。

『糸島郡誌』には、

 

「大門神社大字芥屋にあり。鳥居のみ海濱にありて祠なし。祠は即大門神窟なり。

 

祭神は綿積大神,大戸之道尊,大苫邊之尊を祀れり。

 

祭日二月二十三日及び七月二十三日なり。」と記載があり、

 

ご祭神が海の神様オオワダツミで、オオトノヂ・オオトノベの両神もお祀りされているようです。

海上に聳え立つ大門に祀られているのが、

 

海の神オオワダツミであることは至極当然ともいえますですが、

 

オオトノヂ・オオトノベは、『古事記』『日本書紀』に記載のある神様で、

 

天地開闢の時に現れた神世七代(かみよななよ)の五代目にあたる創造の神々です。

このオオトノヂ・オオトノベの神名の意味は、

 

大地が完全に凝固した時を神格化したとする説がありますが、

 

「地(ヂ)」は男神、「弁(ベ)」は女神の意味で、「斗(ト)」は「門・戸」のことで狭い通路を指し、

 

「能(ノ)」は格助詞とされ「偉大な門口にいる神」と考えられます。


その意味でいうと、大門の海蝕洞は高さ64m、長さ180mの大門崎の先端部にあって、

 

海面からの高さ8m、間口2〜10m、奥行90mの大洞窟となっていますので、

 

オオトノヂ・オオトノベの両神は、この地に祀られるにふさわしい神々といえるでしょう。



◆御祭神
・綿積大神(オオワダツミ)

・大戸之道尊(オオトノヂ)

・大苫邊之尊(オオトノベ)

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