日々の診療の中でも

時折出会う不登校を抱える子供達

かくゆう私も小学生の頃に陥っていました(^^)

その当時は辛すぎて、死んだら楽だろうなーと思ったり

親はイライラしてるし、おばあちゃんには毎日学校行けと怒られるし

もー、こんな毎日いや!と思っていました

ただ、当時自分の不調の原因がわからず

学校行こうとしても行けない

なぜだかわからないけれど、身体がしんどすぎてとてもじゃないけど行けない


診療に来る子供達も多くはそんな感じじゃないかなと思います

学校に行きたくないのではなく行けないのだ


不調の出方は人それぞれで

頭痛、発熱、吐き気、下痢、倦怠感など

学校へ行けないことのストレスも加わって

さらに症状が酷くなる


では、どうすればいいのか?

そこが問題ですよね


私の場合は

症状が多岐に渡り食事も取らなくなり歩けなくなり

総合病院で全身精査することになりました

ただ、何も異常は出てきません

目も診てもらうことになり

たまたま診察した先生が

阪神大震災の時の子供達を診療した人で

私の症状は、その子供達に似てる

何かのPTSDかもしれないと診断を受けました

ちょうどその頃

クラスの友達が学校に来ない私を心配して

口々に家で

先生のせいだ!と親に訴えはじめます

私の親の元に他の保護者の方から連絡が入ります

『原因は先生とのトラブルかもしれない』


ようやく私に救いの手が入り始めます

『学校で先生に何か言われたの?』

そう聞かれても、自分では心当たりがありません

それくらいのこと、と自分の中で思い込んでいました。


友達が色々と学校であったことを話してくれます

それを一緒に思い出しながら自分も話を始めます

すると、涙が溢れて溢れて、、、

ようやく自分がその事に傷つき、心に傷を抱えたことを認識します


心の傷は、

まずは自分が何に傷ついたのか認識することから始まります

意外とこれが難しい


次に解決策を考えます

逃げることも一つです


不登校は

親も子も精神的にボロボロなことが多いです

子供のサポートももちろんですが

母のサポートが必要だと考えています


私は結果的に学校へ復帰し

無事卒業しました

今となってはこの経験も糧となりますが

乗り越えるのは並大抵ではありませんでした


私の経験が1人でも多くの人を救える手立てになれればと思います