以前、デスクトップPCにUSB Type-Cでの映像出力を追加できないかエントリを書いたことがありました。
最近のノートPCやスマートフォンであればだいたいUSB Type-Cのポートが搭載され、なおかつそれを対応したモニタに接続すると、特に難しい手順なしでモニタに画面を映すことができます。
これはUSB Type-C DisplayPort Alt Modeという規格を利用し、USBケーブルの中に映像信号を送ることで対応したモニタに映像を表示できるというものです。
(HDMIもあるようです)
さて、ここで困るのがデスクトップPCを使っていた場合です。デスクトップPCでUSB Type-Cを搭載するものはあっても、USBで映像出力ができるものはあまりないため、最近流行りのモバイルディスプレイ等が接続できないという問題が発生します。
前回の私のエントリではUSBポートありのグラボを搭載してこの問題を解決していましたが、小型デスクトップなどではそれもできないのでちょっと困ったなーと思っていたのですが、調べたところ解決できそうなアイテムを発見しました。
このサンワサプライのAD-HD26TCはHDMI出力をUSB Type-Cに変換するというアイテムで、HDMIポートがあるPCであればデスクトップPCでもノートPCでも対応できそうです。
電源は別途microUSBが必要ですが、最大パワーは1.9Aまでの出力にも対応しているようなので、あまり大型でないモバイルモニタであれば電源ケーブルレスで接続が可能なようです。
他にはこういうのもありました。
こちらのAmazonベーシックのケーブルですが、一見するとUSB Type-CをDisplayPortに変換するだけのケーブルに見えます。
ただ、「双方向」とあるのでDisplayPortをUSB Type-Cに変換することもできるようです(たぶん)。
ということでUSB Type-Cでの映像出力に対応していないデスクトップPCなどでもUSB Type-C DisplayPort Alt Modeを使う手段はありそうなので、モニタ選定のときの選択肢も広がりそうですね。