春休みの自炊サッカーキャンプから、選手の意識は変わっていますか?
普段の練習や試合においては、運動量やプレー強度は上がり、U14の選手たちは本当に良くなっていると思います。課題は技術!止める・蹴るの精度をもっと上げる事、そして頭の中の整理をすることが不可欠です。
しかし、もっと大事なことがあります。日常の生活をどう過ごすかが本当に大事です。今回の遠征では、コーチは何も言ってません。試合へ準備などは普段のリーグ戦やTMで行っているので問題ありません。では、生活はどうか?夕食の準備・片付け、勉強への取り組みも含めて部屋での過ごし方。2日目の朝食を食べている姿を見て、試合前に話をする時間をもらいました。食べながら携帯を観ている姿、食べる姿勢の悪さ、食べる量。
 
高校で指導した10年間で起こったことから学んだこと。それは結局、最後は人間性だなという事。それがプレーに表れ結果につながる。サッカーが大好きで、上手くなりたくて、試合に出たくて、全国大会やプリンスリーグに出たくて、みんな努力しているし、希望を持って高校に進学する。目標を達成して満足して卒業する選手もいれば、やり切れず後悔を残して卒業する選手もいる。目標は達成できなかったけれども自分でやり切ってよい顔をして卒業する選手もいる。高校の注目度に合わせて新入部員の数が増える。その数に比例して学校内や部活内での問題の数も増える。満足した結果を出せない理由を他者のせいにして諦めたり、取り組み方が乱れる。学校を辞めたJクラブ出身選手もいる。
大事なのは「どこに行くか」ではなく、そこで「何をやるか」です。
全てにおいて満足した3年間などありえない。プロ選手でもいない。試合に出ていても結果が出ず監督が変わればメンバー外に、なんていう話は何処にでもあるしいつでも起こりえる話で、その中で必死に闘っているのがプロ選手。高校生もやっている事は一緒です。サッカーです。その何が起こるかわからない3年間で自分を見失うことなく取り組み続ける事の出来る人間であってほしい。心からそう願います。それが強さだと思います。結果なんかはやってみないとわかりません。その時間をどう過ごすかを大切にしてほしい。そのために今がある。この遠征がある。今回の遠征で気付いたことや感じたことがあるならば日常から変えて欲しい。学校や勉強、塾、もちろんサッカーの練習にTMや公式戦。映画も見に行きたいしUSJの年パスも使わないと…。忙しい毎日をどう過ごすかを大切にしてほしいです。そんなことを話したつもりですが、どう伝わったかな?みんなが頑張っている姿を見てご家族は応援してくれます。それが当たり前のことではない事、感謝できる心を持つことも忘れないで欲しいです。
 
 
 

 

 

食事はとても良かったです!

 

 

 

 

勉強をしておくと、自分の選択肢が増えます。

 

 

 

 

この姿はちょっと…残念です。学んでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残り10分で技術とIQの差が出ました。

 

 

 

 

 

 

 

感謝の心は外にではなく家で支えてくれるご家族へも忘れないで