前々回のブログの続き

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短い期間利益だけでなく、少なくとも過去の数会計期間の利益推移に着目すべきと結論付けました。

 

今回は利益とは何かを深く追求していきます。

 

利益・・・新たに作り出した価値

 

例えば200円の価値を持つ食材を調理して、1000円の価値があるスパゲティを作り、客から1000円の売上代金を受け取ったとします。食材をスパゲティに変えるのに従業員、電気、ガス、キッチン設備などを使いました。これが人件費、水道光熱費、設備費などの調理コストになります。仮にこれらのコストを300円とすると、差額である500円は、新たに作り出した価値となり、これが利益になります。

 

一見、簡単そうな話ですが、ドラッカーは「実は難しい問題が潜んでいる」といいます。

 

それは、「スパゲティの価値はどこで作られたか」です。

料理は厨房で作るから厨房?厨房の場合はどの作業が価値を作ったのか?

 

これは損益計算書を見てもどこにも書かれていません。

 

また、スパゲティを作るにあたり、関わる全ての作業がコストになります。

食材を仕入れに行く手間、従業員の給料、電気代、ガス代、接客などもコストなのです。

詳しく言えば、お店を作るための代金(建築費やそれに費やした時間)や調理には直接関わっていない時間の従業員の給料も含まれます。

 

特に、建築費や光熱費などはまとめて払うものであり、スパゲティの代金をいただいた時点と合致しません。

 

したがって、収支計算と利益計算のタイミングにはズレが生じます。

 

このタイミングのズレこそが期間利益が信頼するには危うい存在といわれる所以です。

 

ドラッカーはこの対策として、全てのコストを理解することと、どこで価値が作られたかを理解することが重要になると言っています。

 

次回はコストについて考えていきます。