#1

本日で夏休みも終了。

結局雨にたたられっぱなしの6日間であった。晴天であったのは金曜日のみ、しかも高い湿度に倦む日々で、意欲などかけらもでてこなかった。

たとえれば、熱にうなされていたようなものか。

一応エアコンはあるが、電気代のことを考えると、死にそうになるまでは使えない。サーキュレータや扇風機でなんとかしのいだが、「しのいだ」とういだけであった。

夏休みまえはあの本をよもう、この本を読もうと思っていたが、いざ始まると、頭の中に苔が生えたようで、半日は眠りこけていた。本を読んでも頭に入らない。

なんども読み直したり、ノートに登場人物の関係図や年表をメモっていた。

手を焼いたのは高田崇史の『毒草師』。

ただひとこと「10年前に亡くなった」の一文に頭を悩ました。それが誰を指し示すのか? 明らかに指し示している人物は、事件の起きた現時点でも生存しているし、もう一人関係がありそうな人物も、10年前の死亡には当てはまらない。

ネットで調べたが、そこに言及した記載はないし。さて、わたしの頭はこんなものか、と嘆きつつ。最終的には、その一文を棚あげして、最後まで読み終えた。

10年前に亡くなったのは誰だったのだろうか……。


#3

今読み始めているは、イギリス怪奇小説集『夜行死体』。タイトルにしびれて買ってしまった。

『夜光死体』を含め10篇の短篇が収録されており、その中には他のアンソロジで読んだ作品も含まれているが、読み飛ばすのももったいないし、最近物忘れがひどいのを幸いに、再読することとした。巻頭の『マダム・クロウエルの幽霊』(レ・ファニュ)と『獣の印』(キップリング)、『死体盗人』(スティーヴンソン)、『革の漏斗』(サー・ドイル)、『ある古衣の物語』は読んだ覚えがある。

幸か不幸か、内容をほとんど、またはすっかり忘れていたけれど(いやはや、まったく)。

もうひとつ、気になっているのが『独逸怪奇小説集成』。

13年前の本だが、果たして買っていたのか、いないのか。不完全な蔵書目録にはその名前はない。13年前の経済状況なら、5000円以上の本は、簡単に手を出してはいないと思うのだが、とは言え、ダブって買うのも業腹だしなぁ。