#1

わたしが列車に乗り合わせる関西弁(地域は特定できないし、関西人とも限るまい)を話す者は、

その声が大きく、訛りがきつくなるほど、話の内容はつまらなくなる。

見方を変えれば、話のつまらなさを鈍りと声量で誤魔化しているとしか、思えない。

ますます愚かで腹が立つ。で耳栓をするのだが、それでも鼓膜に伝わり、不快にさせる。

それをまぎらわすために、音楽で耳に蓋をするなんて論外! なぜ、わたしが似非な関西弁使いのために、聴覚を麻痺させねばならぬのか!


#2

下肢が鉄条網のズボンをはいたかのように、激しく痛む。

腰は痛みの余りに、硬化してしまった。

座席に座らせていただいたが、座れば背もたれから、隠された鉄串がぐいと突き出され、

背骨や腰回りの筋肉を引きちぎられるかのような激痛を伴う! 毒血に染まったシャツに身を焼かれた、ヘラクレスもかくやと思う。

くうっ、駅を寝過ごさぬには良いが、際限なき痛みの波状攻撃は、耐え難い。

思わず、痛みに声をもらす。あぁ、痛む、痛むのだ!