それほど、おおげさに歎かなくてもいいかな?

いや、そうでもない。涼しくなったかと気を許したところでこの蒸し暑さ。

もう心身共にぐったり。

熱帯雨林の沼地の濃厚な泥スープに漬けこまれたような、もう半分生きることすら

あきらめかけたくなるようなものである

わたしは高温多湿には非常に弱い。

さらに温帯低気圧が接近していることもあり、

頭の大事なところがずっしりと重くなってきている。

鉛か水銀がアダマンチウムでも入れられた気分だ。

部屋の本も水分を吸って、新しい本ほどページが波打つ。

こういった紙は指先にも、ちと不快。


そしてこの眠気。熱帯夜の寝苦しさとそれに起因する悪夢により、

目覚めたときのなんと不愉快なこと!

ドナドナだよ。

なんとか杖にすがって出勤するものの、午前中は役立たず。

昼からの接客で調子を取り戻したものの、

長くは続かない。お客様をお見送りしたら、

しばらく指を動かすことすら辛い気分に。


現在、窓の外は、先程書いた台風15号のなれの果て、

温帯低気圧による強風が吹き始めている様子。

ゲリラ豪雨も考えられるので、なんともやりきれない。


そういや、今年暑すぎたのか、雨後にどこからともなく

出現するナメクジやカタツムリをあまり見ない。

夏アゲハは、昨年より少しサイズが大きくなったような気がする。目撃数が少ないのはいつもどおりだが。

酷暑も生物の生態にとっては、プラスに働くものなのかと、小首を傾げるわずかな時間に、不図思った。