新宿で知人とちりとり鍋を食す。
モツが実に美味かったのだが、写真を撮り忘れちった。




集団asif~
「匣の中」
@萬劇場

私も昨年出させていただいたアズイフさん。
この劇団の売りの一つであるインプロシーンになると変な緊張感を持ってしまうのは経験者ゆえか。役の大小とかも関係なくイーブンな立場でガチンコで演じる姿を何となくスポーツや格闘技の試合をみているような気持ちで観てしまう。「よし、ナイスフォロー!」「まずいぞ、停滞してる…」「そこだ!そこで誰か出ろ!」「グッジョブ!」…と、心の中で叫んでしまったよ。
終演後に出れなくて悔しそうな顔をしてるヤツの表情を見ると実に微笑ましい。
ちなみに、私はほぼ毎回ノープランで出ていました。たいていトップバッターで。とにかく出ちゃえば、まるとかコーヘイとかが勝手に私をオイシクしてくれるからね(笑)。
脚本自体はネガティブ全開の得意の作風。ザ・アズイフなんじゃないでしょうか。ラストの救いようのない展開は私好みなこともありグッと引き込まれた。
特に主人公みつるのキャラ設定が見事。普通のプロットなら、もっと善人として描かれそうだけど、彼の持っている「無邪気」と「残酷性」を両立させた描き方は身震いするほど恐ろしかった。
彼の真意はどこにあったのか、ゴミにまみれる友達は彼の目には本当はどう映っていたのか。最後に目の前で友達(と呼んでいたモノ)の脳みそがぶちまけられた時に何が変わったのか、何も変わらなかったのか。ここについては機会があったら脚本家と役者さんにじっくり聞いてみたいものだ。
子供の残酷さを描く作品は、それこそ寺山修司から伊坂幸太郎までいろいろあるけど、新しいアプローチではあった気がする。
テレビは本物のテレビを置いてしまうのが良かった気がするが、まあ現実的な問題もあるだろうからね。
全体的に見応えのある内容に満足!



東京都鈴木区
「TOKYO RADIO CLUB」
@遊空間がざびぃ

ストーリー好きの私ですが、全く持ってストーリーがない作品なのに楽しめました(笑)。
さすが、声優畑の人が多いからか実に聞き取りが良かった。やっぱり安心感あるなあ。
前回公演では客席で様々なストレスを感じたが、今回はかなり解消されていた。同じ劇場とは思えない。劇団として成長しているのね。
役者の中ではキヨヒロくんのポテンシャルの高さに脱帽。彼が私の中で今回のMVPでした。
ここでの大島さんのコメディエンヌぶりを知ってしまうと、今後に月触芝居を観た時に笑ってしまいそうだな(笑)。